映画『食べる女』の製作が発表された。
年齢、職業、価値観の異なる8人の女たちの日常を通して、「食と性」のあり方を問う同作。「スローフード・スローセックス宣言」を掲げる筒井ともみの短編集『食べる女』『続・食べる女』を原作とし、映画版でも筒井自身が脚本家を手掛ける。
映画版で主人公・敦子を演じるのは、小泉今日子。2015年の夏に出演をオファーを受け、スケジュールの空いた今年1月にクランクインを迎えたという。過去に小泉今日子と現場を共にした経験がある筒井ともみは、「とにかく見ているだけでおいしく感じる女優。当時からどんなに時間が経っても、ずっとそう思っています。彼女には『労働の匂い』がある稀有な女優だと思います。そこが新しいし、『食べる女』にふさわしい」とキャスティングにこだわった理由を明かしている。
小泉のほかにキャストに名を連ねるのは、沢尻エリカ、前田敦子、広瀬アリス、山田優、壇蜜、シャーロット・ケイト・フォックス、鈴木京香。それぞれが恋や仕事に悩みながらも、本来の自分を取り戻そうとする女性たちを演じる。メガホンをとるのはドラマ『男女7人夏物語』や映画『余命』などの生野慈朗。
映画のクランクアップは2月中旬、公開は9月下旬を予定している。
■小泉今日子のコメント
「わからない」ということを今日の結論にできるのは女だけなのかもしれません。
「わからない」けど、お腹が空いた。「わからない」から、とりあえず美味しいゴハンを食べちゃおう。
そんな女達が映画の中で生き生きと食べてます。たくましく生きてます。
筒井ともみさんが時間を掛けて下ごしらえをしたこの作品に参加出来て光栄です。