トップへ

渋谷すばる、安田章大、錦戸亮……関ジャニ∞のバンドパフォーマンス支えるギタリストたち

2018年01月30日 07:02  リアルサウンド

リアルサウンド

写真

 2月3日から公開される映画『羊の木』へ出演する、関ジャニ∞・錦戸亮。最近、ソロでバラエティ番組に出演することが増えており、グループでは見せない顔を見せてくれている。錦戸と言えば関ジャニ∞のバンドパフォーマンスでギターを担当しているが、関ジャニ∞には錦戸を含め渋谷すばる、安田章大と、ギター担当が3人いる。3人共それぞれが違った個性を持ち、『METROCK 2017』出演時にはロックファンからも「みんな楽器上手かった」「めちゃくちゃかっこよかった」と絶賛されたほどの腕前である。そこで今回は3人のギターパフォーマンスに注目してみたい。


(関連:KinKi Kids、嵐、関ジャニ、キスマイ、Sexy Zone…ジャニーズのデビュー発表は個性的?


■溢れ出す感情がひしひしと伝わってくる、渋谷すばる
 バンドパフォーマンスをする際のフロントマン的存在として活躍するのは、渋谷すばるだ。渋谷の独特の歌声は多くの人を魅了し、関ジャニ∞に色を付けていると言っていいだろう。そんな伸びやかな歌声に目が行きがちな渋谷だが、ギター演奏にも注目したい。渋谷の演奏には、これでもかというくらい感情が乗っているのである。例えば、ソロ曲の「Revolver」。曲自体がシンプルな作りだからか、渋谷のギターも目立って聴こえる。荒々しくコードを刻む演奏は、<誇らしい声高く突き抜けろeighter/愛おしいからすべて打ち砕く>という歌詞の通り、彼の爆発的な感情が表現されていると言えよう。歌もギターも、渋谷の感情を伝える術なのだ。言葉のみならず音楽も、彼にとってのコミュニケーションツールなのかもしれない。


■根っからのギター少年、安田章大
 関ジャニ∞いちギターの腕が評価されているメンバーと言えば、安田章大だろう。リードギターとして活躍する安田の演奏はどの曲でも光っており、才能と可能性を感じざるを得ない。2016年5月15日放送の『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)で吉川晃司と披露した「KISSに撃たれて眠りたい」の間奏では渋谷、錦戸、安田が一人ずつソロを披露していたが、安田が奏でる際立った音に思わず耳を奪われてしまったほどだ。彼の巧みな演奏は、誰よりも強い“ギター愛”から来ているのではないだろうか。4th DVD『47』に収録されている「∞レンジャー寝起きドッキリ大作戦!」には、安田が地方のホテルでもギターを触り続けている様子が収録されており、心底ギターが好きなことが分かる。そんなギターへの愛が溢れる安田だからこそ、自然と技術も磨かれていき、ギタリストとして高い評価につながっているのではないだろうか。


■目を惹きつけるパフォーマンス、錦戸亮
 演技にバラエティに器用にこなす錦戸らしく、音楽でも彼は優れた腕前を発揮している。錦戸は渋谷、安田よりもギターを始めた時期が遅いが、最近ではソロを担当することも少なくない。例えば、8thアルバム『関ジャニ∞の元気が出るCD!!』に収録されている「High Spirits」。出だしは錦戸のギターからだ。これはぜひ映像を見ていただきたい。関ジャニ∞のバンドパフォーマンスの真骨頂が味わえるのはもちろんだが、錦戸の“魅せ方の上手さ”に気付くはずだ。錦戸は曲の雰囲気に合わせて弾くのが上手い。メンバーの中でも多く演技の仕事をしているからだろうか。どうすれば魅力的に見えるか考え抜かれた錦戸のパフォーマンスは、人々の目を惹きつける力がある。それこそが彼のギターの持ち味だろう。


 TOKIO・長瀬智也、城島茂、KinKi Kids・堂本剛など、ギター好きなジャニーズメンバーはかなり多い。先日、『レイトン ミステリー探偵社 ~カトリーのナゾトキファイル~』(フジテレビ系)で声優に初挑戦することが発表されたタッキー&翼・今井翼もそうだ。先輩ジャニーズに続いて、「ジャニーズのギタリストと言えば渋谷、安田、錦戸」と言われる日も、そう遠くはないかもしれない。(高橋梓)