2018年最初のMotoGPオフィシャルテスト開始を明日に控えた1月27日(土)、チーム・スズキ・エクスターがセパンインターナショナル内で2018年シーズンの体制発表を実施。同時に、2018年型『スズキGSX-RR』のスタジオショットも公開した。
『GSX-RR』は、V型4気筒エンジンを搭載したGSV-Rの後継機として登場したマシンだ。2014年の最終戦バレンシアGPでデビューし、今年でフル参戦して4年目のシーズンに挑む。
エンジンは水冷直列4気筒1000cc。最大出力は240馬力、トップスピードは340km/hを記録するという。
チームのテクニカルマネージャーを務める河内健氏は「昨年のバレンシアでは、2017年型から2018年型にステップするハイブリッド仕様だったのに対し、そこからは、エンジンも車体も確実にステップを踏んできたマシンを今回持ち込んでいます。電子制御も大きな変更はできませんが、すべてにおいて昨年型よりよくなっています。今シーズンの目標は、毎戦表彰台に上がることです」と2018年型『GSX-RR』の出来に自信をのぞかせる。
発表会に飾られたGSX-RRは、オーソドックスなカウルだったが、エアロダイナミクスを考慮した新型カウルも用意されていると河内氏は語る。
2017年シーズンは、足踏みした感が否めなかったが、2017年の反省を生かし、正常進化を果たしたGSX-RRが再びトップグループに戻ることができるか。まずは今回のセパンテストでお手並み拝見というところだ。