ゴールキーパーの背後でペットボトルを…ライバルチームのファンが卑劣な行為（英）

選手たちは正々堂々と相手チームと戦っているというのに、なぜその足を引っ張るような暴挙や愚行に出るファンがいるのだろう。英プロサッカーリーグ・ディビジョンの一つ、フットボールリーグ・チャンピオンシップから呆れるような話題が飛びこんできた。

事件が起きたのは、英プレミアリーグの一つ下のディビジョンとなるフットボールリーグ・チャンピオンシップ（Football League Championship）が20日にロンドンで開催した、ミドルズブラ対クイーンズ・パーク・レンジャーズの試合。パーク・レンジャーズのゴールキーパーであるアレックス・スミシーズさん（Alex Smithies、27）が、ゴール目がけて背後から投げ込まれたペットボトル飲料を口にし、異様な味がしたことから吐き出したもので、警察の調べでボトルにはヒトの尿が混入されていたことが判明した。

ロンドン市警はビデオカメラが捉えていた映像をもとに、そのボトルを投げ込んだ男を特定して身柄を拘束した。さらに1人の女がフィールドにこっそりと降りて、スミシーズ選手がゴールの後ろに放っておいた飲みかけのペットボトルを持ち去り、男に手渡していたことも判明。警察は現在その女の行方を追っている。逮捕された男はミドルスブラのファンで「対戦チームのメンバーをやっつけたいと思った」などと話したとのこと。現在は保釈の身であるが、裁判所へは来月の出廷が予定されているという。

なお、スミシーズ選手は「誰かが自分のペットボトルをすり替えていたことに全然気づかなかった」と話している。悪意の人物からいつ何を盛られるかわからないスポーツ選手。身を守るためにもファンはもちろん、チームメイトも疑ってかかるくらいがちょうど良いのだという。自分の口にするものは目の届く範囲、すぐそばに置くことが理想だが、実際には背後にあることがほとんど。一旦目を離したものは廃棄するくらいの細かい神経が必要なのかもしれない。

画像は『Journal Post　2018年1月23日付「Uh Oh! Middlesbrough Fan Urinates in Queen Park Rangers’ Goalie, Alex Smithies’ Water Bottle! He Has Been Arrested and Will Appear in Court Next Month」（Source: YouTube）』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）