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2018年マシンには、ウイリアムズが昨年採用したミニTウィングが装着される?

2018年01月26日 12:12  AUTOSPORT web

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ウイリアムズのミニTウィング
昨年、醜いと物議を呼んだTウィングとシャークフィンは禁じられ、今季のマシンからは姿を消すはずだった。ところが技術レギュレーション3条5項1の解釈次第では、ミニTウィングを装着する可能性も残されているようだ。  

 具体的には昨年ウイリアムズがFW40に取り付けたような形状である(下記写真参照)。

 この条項ではエンジンカウル上部の三角形で形成される部分には、いっさいのパーツの取り付けを禁じている。しかしそれより下の部分に関しては、言及していない。その結果、去年までのTウィングやモンキーシートに替わるパーツを各チームが取り付ける余地が出てきたのである。

 理論的にはこのミニTウィングは、リヤウィング下部への空気の流れを整えることを目的とする。そのことでディフューザーのいっそうの性能向上が、見込めるからだ。

 昨年ウイリアムズ以外のチームがミニTウィングを採用しなかったのは、装着効果がほんのわずかしかないと見込んでいたからだろう。しかしメインのTウィングなどが禁止された今季は、ライバルたちも考えを変えざるをえない。

 はたして今季は、ミニTウィング花盛りという状況になるのか。数週間後に相次いで発表される各チームの新車、そして約1ヶ月後のウィンターテストで、それは明らかになることだろう。