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けやき坂46 加藤史帆はグループを引っ張る存在に? 自称“最強”のキャラクターを考察

2018年01月25日 15:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 日本武道館3days公演まで1週間をきった、けやき坂46(ひらがなけやき)。欅坂46(漢字欅)の公演から急遽振替になったため、当初はチケットの売れ行きに心配の声もあがっていたが、一般発売もすぐにソールドアウト。ひらがなけやきの人気の高さを証明することとなった。ライブが近づくにつれてますます注目を集めているけやき坂46の中で、年初めから徐々に頭角を表しているのが加藤史帆だ。


参考:欅坂46、2017年は“集団”から“個”へ? 出演番組に見る、グループの成長と変化


 加藤は、今回の武道館公演について早くから各メディアやブログで語り、年明け早々に『欅って、書けない?』(テレビ東京/以下けやかけ)で注目されるなど、日に日に存在感が増してきている。また、ビジュアル面での人気も高く、昨年は『GirlsAward 2017 AUTUMN/WINTER』で初ランウェイを経験し、『bis』や『ViVi』などのファッション誌にも登場。ひらがなけやきの中でも、雑誌専属モデルに最も近いメンバーと言われている。


 そんな加藤がブレイクしたきっかけは、『けやかけ』で行われた企画「2017年秋の大運動会」ではないだろうか。50m走では、守屋茜に「次元が違う」と言わしめるほどの足の速さを見せつけ、大玉取り対決では真っ先に大玉へ突っ込むも弾き飛ばされ、一瞬気を失うという衝撃的な姿を見せた。また、昨年行われた欅坂46全国ツアーファイナルで誤ってステージから落ちた際も、「私ね、最強だからケガしてない、大丈夫」とMCで言い放ち、会場の笑いを誘っていた。ちなみにステージから落ちたことに関しては、心配と迷惑をかけたことに対して昨年末のSHOWROOMで反省の弁を述べている。


 加藤は『けやかけ』初登場時に自分の性格を「マイペース、へにょへにょ」と紹介。また、ブログでも「見た目はよく強そうとか性格キツそうって言われます!  ひらがなのメンバーにも『かとし(加藤のあだ名)はチャラそう』とか『ギャルい』とか言われました。本当の私はそんな感じじゃないです(笑)」と、見た目と内面のギャップを解説している(参考:加藤史帆 公式ブログ)。長濱ねるは『けやかけ』で「加藤史帆は見た目から想像できないおちゃらけキャラ。いつも楽屋ですごく面白くて、カメラ向けると何でも面白いことしてくれる。漢字(欅)で言うと鈴本美愉」と説明。その身体能力とやる気の高さ、お笑いにまで対応できるキャラは、いい意味でモデル系のビジュアルとのギャップになっており、ファンからも好感を持たれている印象だ。また、すでにひらがなけやき2期生の渡邉美穂とも意気投合するなど、グループの中でも高いコミュニケーション能力を備えているようだ。


 ブログで2017年を振り返った際は、「来年はもっとひらがなけやきを多くの方に知っていただけるように、ひらがな特攻隊長となれるように頑張ります!」と綴っていた加藤。『けやかけ』新年一回目の放送では、まさに特攻隊長のような活躍を見せた。羽子板対決で「アーッ」と絶叫しながら空振りし、倒れ込んでバタバタしている姿が「鈴木奈々と同じ動き!」と言われてしまうほど、その時の加藤は荒ぶっていた。さらに罰ゲームやカラオケでも番組を盛り上げるなど、そのリアクションの良さは今後バラエティ番組で重宝される可能性を秘めている。


 加藤がここまで全力で頑張るようになったのは、おそらく長濱ねるが漢字専任になったことが大きな要因だろう。長濱が専任発表直後のブログで加藤は、「これから今いる11人と新メンバーでひらがなけやきを最高のハッピー集団になって、もう誰にもアンダーって言われないチームになりたいって心の底から思ってます」と熱い思いを語っていた。全国ツアーで培われた自信、後輩が入ってきたことによる責任感、そこから生まれたグループへの強い思いが、加藤の今の勢いになっているのではないだろうか。


 今年は「ひらがなの年にしたい!」と様々なメディアで発言をしている加藤は、武道館公演最終日の翌日、2月2日に20歳を迎える。同公演でも持ち前のポテンシャルの高さを発揮して、10代最後のステージを最高のものにしてほしい。(本 手)