マクラーレンのエグゼクティブディレクター、ザック・ブラウンは、彼が率いるユナイテッド・オートスポーツは今週末のロレックス・デイトナ24時間レースで最終的にトップ5に入ることを目指すと述べている。
フロリダで25日から28日に開催される伝統あるデイトナ24時間レースに向けて、各チームが準備に入っている。ユナイテッド・オートスポーツは、23号車にマクラーレンF1チームのレギュラードライバーであるフェルナンド・アロンソ、リザーブドライバーのランド・ノリス、フィル・ハンソンを配している。また、2台目の32号車は、ポール・ディ・レスタ、ブルーノ・セナ、ヒューゴ・デ・サドリーエがドライブする。
公式テスト『ロア・ビフォア・ロレックス24』でのスピードからすると、デイトナにおけるユナイテッド・オートスポーツのリジェJS P217・ギブソンによる戦いは厳しいものになると見られるが、ブラウンの野望が揺るぐことはない。
「トップ5以内のレースフィニッシュを目指してデイトナに臨む」とブラウンは語った。
「優れた50台のマシンによる、長くて非常に厳しいレースになる。多くのチームはロレックス・デイトナ24時間に何年も参戦しており、そのレース経験は彼らの助けになるだろう」
「我々はヨーロッパでは早々に成功を収めてはいるが、デイトナでトップ5のような結果を達成するためには、すべてをうまくやる必要がある。リチャード(・ディーン、ユナイテッド・オートスポーツの共同オーナー)と私はなんの幻想も抱えていない。非常に手ごわい週末になる」
「しかし我々ユナイテッド・オートスポーツはそうした状況から前に進んで行くし、全員が週末のロレックス・デイトナ24時間でレースをすることに興奮している」
2度のF1世界チャンピオンであるアロンソは、オフシーズンのトレーニング・プログラムにレース参戦を加えることを非常に喜んでいる。
「(今年は)こういう形で準備を整えている」とアロンソは今週火曜日に語った。
「これまで僕は1月と2月にはシーズンに備えて、トレーニングキャンプを行い、ウエイトやゴムバンドで首のトレーニングをしたりして、身体的な準備を行ってきた」
「今年は筋肉を鍛えた上で、レーシングスピリットを高めてマシンに乗り、世界でも最高のレーサーたちとレースをする機会を得た」
「F1シーズンに向けて、良い準備とウォーミングアップになるだろう」