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WRCモンテカルロ:トヨタ新加入のタナク、シェイクダウンで3番手。ヒュンダイがワン・ツー

2018年01月25日 11:02  AUTOSPORT web

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オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)
2018年のWRC世界ラリー選手権第1戦モンテカルロは1月24日、本戦スタート前のテスト走行にあたるシェイクダウンが行われ、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)がトップタイムを記録した。

 2017年にシリーズへ復帰したトヨタにとって参戦2年目にあたる2018年のWRC。開幕の舞台はもっとも歴史の長い1戦、ラリー・モンテカルロだ。

 25日夜にスタートする本戦前に行われたシェイクダウンは、フランス・ギャップに設定された3.35kmのステージで行われた。

 この日のフランスは太陽が顔を出し、比較的暖かなコンディション。雪や凍結などはない路面コンディションのなか、2017年にドライバーズランキング2位を獲得したヌービルが2分0秒2という好タイムを記録した。

 2番手タイムはヌービルの僚友、ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)が獲得。3番手にMスポーツからトヨタへ移籍したオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)が続いている。

「(マシンの)セットアップにはいい感触を得られた。いい形でシェイクダウンを終えることができたよ」とヌービル。

「マシンは2017年仕様のものとフィーリングは、ほとんど変わらなかった。細かい点で変化はあるけど、おおむね同じように感じられたんだ」

「自信をもって臨めるよ。誰もが新しいシーズンの開幕を待ち遠しく思っているし、僕も楽しみにしてきた。大きなチャレンジが待ち構えているけど、それもまた楽しみに変えていきたい」

 公式セッションでのヤリスWRCデビューを飾ったドライブしたタナクは「クルマは走り始めから非常にいい感じで、マシンについて何も不満はなくポジティブに走り終えることができた」とシェイクダウンを振り返った。

「実際のラリーでは今日のシェイクダウンとは大きく異なる路面コンディションとなるかもしれないが、それでも良いフィーリングでラリーをスタートすることができそうだよ」

 2017年、チームランキング最下位と苦戦したシトロエン勢最上位はクリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)の4番手で、トップとは0.7秒差。フォードからの支援が強化されたMスポーツ・フォードは王者セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)がトップと1.4秒差の7番手だった。

 トヨタ勢はエースのヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)が6番手でトップと1.3秒差、エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)は2.7秒差で9番手タイにつけた。

 2018年WRC第1戦モンテカルロの競技初日は、25日(木)の現地17時50分(日本時間26日1時50分)にモナコ公国のカジノ広場前で行われるセレモニアルスタートで開幕。その後、現地21時43分(日本時間26日5時40分)に行われるSS1で走行がスタートする。

 初日はSS1~2の2SSが行われ、合計距離は62.18km、リエゾン(移動区間)を含めた総走行距離は312.65kmだ。