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永野芽郁、朝ドラ『半分、青い。』で大ブレイクへ 周囲を笑顔にさせる唯一無二の魅力

2018年01月25日 06:02  リアルサウンド

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 NHK連続テレビ小説第98作目『半分、青い。』が4月2日よりスタートする。ヒロイン・楡野鈴愛(にれのすずめ)を永野芽郁、鈴愛の幼馴染・萩尾律を佐藤健が演じるほか、松雪泰子、滝藤賢一、豊川悦司、志尊淳、清野菜名、中村倫也、風吹ジュン、中村雅俊ら、旬の若手からベテランまで豪華キャスト陣の出演が発表されており、放送前から大きな期待が高まっている。


参考:永野芽郁、佐藤健と築いた信頼関係を明かす 「健さんはいるだけで安心する方」


 脚本を手がけるのは、『ロングバケーション』『ビューティフルライフ』など、木村拓哉主演ドラマで一世を風靡した北川悦吏子。制作統括の勝田夏子氏は、北川の脚本を「セリフが生きた脚本。独特の言い回しもあるので演じる方は難しいと思います。だからこそ、演技に力がある方を北川さんとも相談しながらキャスティングしていきました」と、1月18日に行われたスタジオ取材会で語っていた。北川は役者が決まるとその人物に当て書きをし、キャラクターと役者自身の相乗効果で、より生き生きとした脚本が生まれているという。その相乗効果の中心にいるのが、今回主演を務める永野芽郁だ。


 スタジオ取材会(関連記事:永野芽郁、佐藤健と築いた信頼関係を明かす 「健さんはいるだけで安心する方」)で、佐藤健が「永野さんが動けば、もうそれで鈴愛として成り立っている」とコメントしていたように、永野の見るものを笑顔にしてしまう天真爛漫さは、少しおっちょこちょいながらも、周囲に愛されながら成長していく鈴愛にピッタリとハマっているようだ。永野は取材会の後に行われた囲み取材で、自身と鈴愛について次のように語っていた。


「たぶん、もともと鈴愛と似ているんだと思います。どこが似ているかと聞かれると、うまく答えられないのですが。なので、2カ月の撮影を経てもあまり変わらずで。岐阜弁はどんどん乗り移ってきていますね。鈴愛はその場の感情だけで行動することが多いのですが、私は行動する前に1回考える時間を作ります。その点に関しては私のほうが大人かもしれないです(笑)


 鈴愛は良くも悪くもまっすぐで正直な子。いろんな人を巻き込んでいくのですが、その中で鈴愛自身も成長していく。ちょっとやりすぎると“この子、面倒くさい”と思われてしまうかもしれないのですが、すごくまっすぐな心をもって突き進めば、周りの人も応援したくなる。それを私も一生懸命演じられたらと思います」


 朝ドラヒロインと言えば、自身より上の年齢まで演じることが大きな試練のひとつ。しかし、その点に関しても永野は大きな不安を抱いていないようだ。


「20歳ぐらいまでは今のままでも問題ないと思うのですが、もっと上の年齢になると自分にとって未知の世界。どんなふうになるんだろうと不安ではあります。でも、大人の方たちがたくさん現場にはいらっしゃるので、少しずつアトバイスをいただければ……なんとかなるでしょう!と思っています(笑)」


 1週間に6話、約半年間にわたる朝ドラは、撮影も連日行われることから、他の民放ドラマなどに比べてかなりハードだという声が挙がることが多い。しかし、永野は昨年末からスタートした撮影に対し、音を上げるどころか、むしろ「今は撮影が楽しい」と語っていた。鈴愛が青春時代を送るバブルの象徴である“肩パッド”に対し、「意味分からないですよね(笑)」と素直な感想を語るなど、囲み取材中も終始記者たちを和ませ続けた永野。思わず周囲を笑顔にさせてしまうその空気感は、天性の朝ドラヒロインの資質と言ってもいいだろう。佐藤は本作を経て「永野さんは大スターになる」と語っていたが、その言葉通り、楡野鈴愛は国民全員から愛されるキャラクターとなりそうだ。(石井達也)