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「寝てない自慢」「クライアントからの深夜の着信」 動画「社畜ミュージアム」が話題

2018年01月24日 19:31  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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中小企業の事業サポートや資金提供などを行う中小機構は1月24日、PR動画「社畜ミュージアム」を公開した。

この動画は「長時間労働、サービス残業など劣悪な労働環境により、不健全になってしまった会社によくいる社員たち(社畜)の様子を、絵画や銅像などのアート作品で表現」したもので、面白法人カヤックが作成した。名画や名作をモチーフに、架空の美術館を舞台に様々な社畜アートが紹介されている。

「真顔になった」「思い当たる節がいくつも」とリアル社畜を中心に大きな反響


最初に展示されているのは「お手上げスライダー」という彫刻作品。「終わらない仕事に絶望し、ウォータースライダー状に石化してしまった社畜社員」と説明書きが添えられている。椅子の背もたれに体を預けるも、仕事の進まなさにやる気を無くし、体全体が椅子からずり落ちそうになっている人を社内で見かけたことはないだろうか。まさにそうした人を表現した作品のようだ。

次に紹介されるのは、右手で掲げたスマホの画面を覗き、目と口を見開いて恐怖の表情を見せる人物の絵画「戦慄のミッドナイトコール」。「深夜にクライアントからの電話が鳴りやまず、絶叫する若手社員」を描いている。

ドラクロワの「群衆を導く自由の女神」をモチーフにした「寝てない自慢大会」では、中央の女性が高らかに掲げるのはフランス国旗ではなく人差し指。周囲の男性はそれぞれ指で「二」「三」を表し、睡眠時間の短さを競っている。彼らの足元に描かれているのは、会社員らが屍のように眠っている姿だろう。

このほか、レオナルドの「最後の晩餐」をモチーフに、キリストの位置に部長、弟子たちの位置に部下を描いた絵画「居残り部長」、「連休が終わり、現実を受け入れられないまま玄関で絶望するサラリーマン」を表現した彫刻「月曜、襲来。」など、合計7種類の「社畜あるある」が紹介されている。

ネットでは「思い当たる節がいくつも」「真顔になりました」など、身につまされる人が続出していた。