2017年12月1~3日、富士スピードウェイで開催された2017/18 AsLMSアジアン・ル・マンシリーズ第2戦。このレースにユーラシア・モータースポーツから参戦した森義治が、ル・マン24時間レースの参戦クラスのひとつであるLMP2クラスデビューを果たした。
“ル・マン参戦”を目標に掲げ、国内外のレースに挑む森は、2016年のアジアン・ル・マン・シリーズ・スプリント最終戦セパンでの日本人初のLMP3クラス優勝や、ハローキティの絵柄をボディに纏ったメルセデスAMG GT3で挑んだ2017ブランパンGTシリーズ第1戦ミサノで3位表彰台を獲得するなど、主にプロドライバーとアマチュアドライバーがマシンをシェアして争うプロ/アマクラスで活躍するジェントルマンドライバーだ。
森の目指すル・マンには全4クラス中、プロとアマが協力して戦うカテゴリーとしてLM-GTEアマクラスとLMP2クラスの2クラスがあるが、森は今回、日本人ジェントルマンドライバーとして初めてLMP2クラスに参戦する計画を進めている。
昨年末に行われたAsLMS富士ラウンドでは、その計画の一環としてLMP2クラスを戦うユーラシア・モータースポーツから参戦。かつてLMP3初優勝を達成した古巣でLMP2デビューを飾った。
33号車リジェJS P2・ニッサンをドライブした決勝レースは、4番手走行中にエンジントラブルでリタイアを喫することとなったが、スタートを含む担当スティントで大きなミスを犯すことなくチームメイトにバトンを繋いだほか、ブロンズドライバーの中での最速タイムをマークするなど、安定感した走りを披露している。
そんな森は現在、2018年のル・マン参戦を目指し参戦シリーズを模索中だという。氏の名が記載されるのかも注目となる2018ル・マン24時間レースのエントリーリストは2月9日(金)、WEC世界耐久選手権のシーズンエントリーとともに発表される予定だ。