インディカーがルールブックのアップデートを発表。5月末に行われるインディアナポリス500マイルレースの予選ポイントが変更された。
23日にインディカーはルールブックの改正を行い、インディ500の予選に与えられるチャンピオンシップポイントを大きく変更することを明らかにした。
ここ数年は決勝レース前週の土日二日間に渡って予選を行ってきたインディ500。2017年は、土曜日の順位で日曜日に走るセッションが決定し、最終予選結果に対してポールシッターに42ポイント、2番手に40ポイントなど決勝に進出する33台にチャンピオンシップポイントが与えられていた。
2017年にポールを獲得したスコット・ディクソンは決勝でリタイアとなったが予選での42ポイントを合わせて53ポイントを獲得。日本人初のインディ500制覇を成し遂げた佐藤琢磨は、予選4番手の36ポイントを合わせた137ポイントをインディ500で獲得した。
今回発表されたルール改正では予選ポイントを大きく下げることとなった。2018年のインディ500は、5月19、20日に予選を実施。
土曜日の予選上位9名が日曜日にポールポジションを争うファスト9に進出し、このセッションの1位、つまりポールシッターに9ポイント、2番手に8ポイント、順位毎に1ポイント下がり最後の9番手に1ポイントが与えられる。
インディ500決勝では、2017年と同じく通常ポイントの倍となるダブルポイント制となるのは変わらないため、ラップリードポイントを合わせると最大112ポイントを稼ぐことができる。
また、インディ500のプラクティス走行は5月15日火曜日からスタートすることも決定した。その日最初の2時間はルーキーオリエンテーションとベテランのリフレッシャータイムとなり、その後すべてのクルマの走行が許される。