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ウディ・アレン監督の養女、ジャスティン・ティンバーレイクを痛烈批判

2018年01月24日 13:23  Techinsight Japan

Techinsight Japan

J・ティンバーレイクにウディ・アレン監督の性的虐待スキャンダルが飛び火
セクハラ撲滅を目的とした運動に賛同する意味をこめて、「Time’s Up」のピンバッジをつけてゴールデングローブ賞授賞式に出席したジャスティン・ティンバーレイク。しかし彼はかつて、養女ディランさんに性的虐待をしたとされる“渦中の人”ウディ・アレン監督の作品に出演していた。そんなジャスティンがTwitterに書き込んだ内容に、ディランさんは痛烈な批判ツイートで彼への怒りをあらわにした。

ウディ・アレン監督が女優ミア・ファローと交際していた時期に養子に迎えられたディランさんは、何年も前に“ウディから性的虐待を受けた”とメディアに告白。「ウディは私を薄暗い屋根裏部屋に連れ込み、腹ばい状態で兄の電車のオモチャで遊んでいなさいと言って、私の下半身をまさぐったのです」と幼い頃に受けた衝撃的な行為を暴露した。また「あの男は社会的評価に値しない」と怒りをあらわにしたが、アレン監督はこれを完全否定し「ディランに性的なイタズラなどしたことはない」と2014年に『The New York Times』にて発表していた。

よって業界内外の多くの人々がアレン監督の疑惑を知っていたのだが、ジャスティン・ティンバーレイクは同監督がメガホンをとった映画『Wonder Wheel(原題)』に出演していた。そのジャスティンが「Time’s Up」のピンバッジをつけていることを知ったディランさんは、ジャスティンによる以下のツイートに驚いた。

「ランダムな質問なんだけど。次のことわざの意味を誰か説明してくれない? 『You just want your cake and to eat it too』(ケーキを欲しいと思って、それを食べたいと思う)でもこれ以外に、ケーキをどうしろっての?」

正確には「You can’t eat your cake, and have it, too」という格言で、意味は「ケーキは食べたらなくなる」、つまり「矛盾することを同時に2つすることは不可能」という意味で使われるが、スキャンダルを知りつつアレン監督の作品に出演し「Time’s Up」のピンバッジをつけたジャスティンは「偽善者にほかならない」とディランさんは憤ったのであろう。呆れたディランさんは、このようにツイートしている。

「たとえば、こういうことよ。性的搾取者を褒める一方で、『Time’s Up』運動を支持することはできない。性的搾取者を褒めつつ(=ケーキを食べつつ)、活動家としての信頼性を得ることはできない(=ケーキは維持できない)って意味だわ。」

なおディランさんは「Time’s Up」運動の本格始動を受け、改めて「虐待は事実」と断言。同活動に熱心に取り組んでいる女優ナタリー・ポートマンも、「私はディランさんの主張を信じます」と語っている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)