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六本木の上空にインベーダーが出現! 体験型企画展『PLAY!スペースインベーダー展』レポート

2018年01月24日 10:32  リアルサウンド

リアルサウンド

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 ゲーム『スペースインベーダー』の誕生40周年を記念した期間限定の体験型展覧会『PLAY!スペースインベーダー展』が、東京・六本木ヒルズ展望台東京シティビューで1月31日まで開催中だ。リアルサウンド映画部では、昔から愛されるゲームと最新技術の融合を体験すべく、本施設を訪問してきた。


 本展覧会は“スペースインベーダーと遊ぼう!”をテーマに、かつてゲームで遊んだ世代も知らない世代も楽しめる体験型のイベントである。コンテンツの目玉となるのは「スペースインベーダーギガマックス」だ。縦7m×横15mの展望台の窓に、10人同時プレイできるこの展示のために作成されたスペースインベーダーをプロジェクションマッピングで投影し、プレイできる。映し出されたインベーダーを攻撃すると、花火のように散っていくのが夜景と重なり、とても幻想的な空間となり、プレイヤーだけでなく観客も楽しめるアトラクションとなっている。なお体験できるのは日没後の17時30分以降となる。


 ボルダリングとプロジェクションマッピングを組み合わせた「ノボリンベーダー」は、クライミングウォールに出現するインベーダーを手や足を使って倒すアトラクション。見ている時は簡単そうだと思っていたのだが、実際にプレイしてみるとプレイヤーからはゲーム画面の全体が把握できず、後ろで見ているギャラリーのアテンドがかなり鍵となり、体全体を使ってインベーダーを倒す、とても遊びごたえのあるアトラクションとなっていた。プレイ可能人数は1人だが、大勢でも楽しめる仕掛けとなっている。靴も用意されているので、ボルダリングに不向きな靴で遊びに行っても安心だ。


 「アルキンベーダー」は大人数で盛り上がれる体感型ゲームだ。ブロック崩しのようなゲーム性で、フィールド上を走り回って四方から飛んでくるボールを足を使って打ち返し、インベーダーの侵入を防ぐゲームだ。ひとりで遊ぶとハードモードになってしまうくらいフィールドが広く、スタッフさんいわく4人から6人で遊ぶのがベストなバランスとのこと。会場に居合わせたお客さんと一緒にゲームに挑むのも良いかもしれない。


 その他にも、会場には450度の映像空間の中で、楽曲に合わせインベーダーを倒す体験型の音楽ゲームや、初期のデザイン資料、当時使用されていたゲームの基盤、海外限定で発売されているグッズなど、歴史を感じられる展示物も豊富に用意。スペースインベーダーファンはもちろん、世代ではないユーザーも解説を読みながら楽しく歴史を知ることができるものとなっている。


 また、コラボカフェではインベーダーをモチーフにしたフードやドリンクが提供される。テーブルは懐かしい机型のゲーム筐体となっており、食事を楽しみながらゲームを楽しめる。展望台の料金で夜景と展示が同時に楽しめるので、とてもお得な内容だ。ぜひ期間内に遊びに行ってはいかがだろうか。(取材=平沢花彩・阿部桜子、文=平沢花彩)