フォース・インディアのチームロゴ フォース・インディアF1チームのチーフオペレーティングオフィサー、オットマー・サフナウアーが、2018年シーズンに向けて、チーム名を変更する予定であることを認めた。新車発表会の際に、あるいはその前に正式に公表される見込みだ。
「以前から我々はチーム名称を変更すると認めていた」とサフナウアーはAuto Motor und Sportに対して語った。
「名称は変わる。新車発表の際に公表する予定だ。だがまずはF1コミッションの承認を得る必要がある」
ロイターの報道では、チームのスポークスマンは「新シーズンを前に名称変更を行う可能性はある。その場合、新車発表およびテストの前、あるいは新車発表の場で公表することになるだろう」と発言している。
フォース・インディアは2018年型マシン『VJM11』を、プレシーズンテストが行われるスペイン・バルセロナにおいて、テスト前日の2月25日に初披露する予定だとAuto Motor und Sportは伝えているが、チームのスポークスパーソンは「名称変更あるいはマシン発表の日程はまだ決定していない」とコメントしている。
インドの実業家ビジェイ・マリヤは、スパイカーを買収して2008年にF1に参入、チームを「フォース・インディア」と名付けた。しかし最近ではマリヤは、「インド」が名称に入っているとスポンサーを獲得するチャンスが限定されるため、変更を考えていると繰り返し述べていた。
「いくつかのスポンサー候補から、(名称を)変えなければ契約することはできないと言われた」と今月、マリヤは語った。
「スポンサーを務めるなら、特定の国に結びついていないチームと契約するというのだ」
2017年5月から6月にかけて、英国において「フォース・ワン」を含む名称の複数の新たな株式会社、フォース・ワン・グランプリ、フォース・ワン・レーシング、フォース・ワン・チーム、フォース・ワン・テクノロジーズ、フォース・ワン・ホスピタリティ、フォース・ワン・ブランドが登録され、そこに記載されている取締役は長年マリヤとつきあいのある人物であることが明らかになった。そのため新名称は「フォース・ワン」になるとの推測が持ち上がったが、この名称は「フォーミュラ・ワン」と類似していることからF1側から却下されたといわれている。
その後、2017年11月には「フォース・フォーミュラワン・チーム・リミテッド」の登記も行われており、これが新名称になる可能性があると、Auto Motor und Sportは推測している。