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全国百貨店の売上高、12月は2カ月ぶりにマイナス

2018年01月24日 09:23  Fashionsnap.com

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 日本百貨店協会が1月23日、80社・226店を調査対象とした全国百貨店の12月売上高を発表した。売上高は6,933億円(前年同月比0.6%減)で、2カ月ぶりのマイナスになった。

 12月は株高に伴う資産効果による高額消費やインバウンドのほか、歳末商戦が好調だったが、主力の衣料品や食料品が前年に届かず、0.6%減とわずかにマイナス。しかし、2017年の年間売上高は既存店ベースで5兆9,532億円(前年比0.1%増)と3年ぶりに前年を上回り、回復傾向は続いているという。
 顧客別では、国内市場が前年同月比1.9%減だったが、インバウンドは45.0%増の279億円と過去2番目に高い売上高を記録。地区別では、10都市が富裕層消費の活況などにより0.8%増と5カ月連続のプラスとなり、12カ月連続プラスの札幌・大阪を含む5都市で対前年増となった。一方、地方は3.7%減と全地区でマイナスとなり、さらに減少幅を広げた。