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ルノー、ドライバーアカデミーの若手を2020年までにF1へ送り込む計画

2018年01月23日 17:01  AUTOSPORT web

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ルノーはジュニアドライバーの2020年F1デビューを目指している
ルノー・スポールは、ヤングドライバーアカデミーに所属する現メンバーを、2020年までにF1デビューさせたいとしている。

 ルノーはワークスチームとともにF1での基盤構築を続けており、優勝争いへ復帰することを目指している。

 しかし次の段階には、育成ドライバーをモータースポーツの最高峰でデビューさせるという目論見がある。ルノーF1チームでマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、その目標達成のために、ルノーのカスタマーチームのひとつから協力を仰ぎたいと考えている。

「今のところプランを組んではいないが、F1にデビューする方法を考えれば、ドライバーに能力があるか確認するために他のチームを使えるという状況は、非常に有用なことだ」とアビテブールは話す。

「エンジンを供給しているという観点からも、我々にはそうする可能性がある」

「これからの数年におけるレッドブルおよびマクラーレンとの計画は非常に明確だ。この計画を考慮に入れつつ、我々のエンジン供給活動における長期的戦略を作り上げ、検討を始めていく」

 アビテブールは、パスカル・ウェーレインやエステバン・オコン、シャルル・ルクレールをF1デビューさせた、メルセデスとフェラーリの若手ドライバープログラムの例にならうとしている。

「メルセデスや、過去の多くのチームの例がある。我々もいずれかの時点で同じことをするだろう。(エンジンサプライヤーとチームは)切っても切れない関係だ」

「現時点で、我々はレッドブルのエンジンサプライヤーにすぎない。しかし、エンジン供給活動の次の戦略サイクルを構築する上では、そうした関係性も必要だ」

「メンバーのひとりを2020年までにF1に送り込めるようにすることが、アカデミーの目標だ」

 ルノーのアカデミーには、今年もジャック・エイトケン、マックス・フュートレル、クリスチャン・ランダガード、スン・ユー・ヤンが在籍しており、新たにサッシャ・フェネストラス、アーサー・ルージエ、ビクター・マーティンスらがドライバー育成プログラムに加わっている。

「それぞれのドライバーは、広範囲に及ぶプログラムを堪能するだろう。そこではレースはひとつの要素に過ぎない」とルノーは発表した。

「身体および精神トレーニング、メディアとマーケティングサポート、エンジニアリング、それにモータースポーツにおけるルノーの輝かしい歴史の真の価値を学ぶことが、サーキット外のプログラムとなっている。多くの要素がルノー・スポールF1チームのエンストンの拠点で教えられる」