WEC世界耐久選手権に参戦するLMP1プライベーター向けのプロトタイプマシンを開発中のジネッタは1月19日、今月、世界初公開した『ジネッタG60-LT-P1』のシェイクダウンテストを実施した。
ジネッタによるクローズドテストは、11日にオートスポーツ・インターナショナルショーでのワールドプレミアから約1週間後の19日、イギリスのノース・ヨークシャーにあるリーズ・イースト空港で行われた。
テストではデザイン、車両開発、テストの各チームとカスタマーであるマノーTRSレーシングの代表らが見守るなか、ジネッタ・ファクトリードライバーのマイク・シンプソンが発表時と同じカラーリングを纏ったマシンをドライブ。
今回はシェイクダウンテストということで空港の滑走路を使った直線テストのみだったが、大きなトラブルが発生することなく最初のテストを完了させたという。
「G60-LT-P1が滑走路を疾走する様子は、我々スタッフ全員に誇り感じさせる瞬間だった」と語るのはジネッタのテクニカル・ディレクターを務めるイワン・ボールドリー。
「ほぼノートラブルで最初のテスト走行を終えられたことをうれしく思う。これで次のステップに進むことができる」
「今後は集中的なテストプログラムのなかで細部の調整を行なっていくが、今日確認したマシンのパフォーマンスとポテンシャルはさらに高まっていくだろう。カスタマーのためのマシン開発が順調に進んでいることに興奮しているよ」
2018/19年にデビューするマノーG60-LT-P1を使用すると正式発表しているのは現在のところマノーTRSレーシングとなっているが、ジネッタは昨年、「とあるチームから3台のオーダーがあった」と発表している。