1月22日、富士スピードウェイでトヨタテクノクラフト(TRD)によるメーカー専有テストがスタートし、全日本F3選手権に参戦するTEAM TOM'Sの2台のマシン、そしてFIA-F4に参戦するTOM'S SPIRITの2台が参加。スーパーGTマシンたちとともに走行を重ねた。
この日の富士スピードウェイは、朝から曇天。関東甲信越地方に雪の予報が出ていたが、午前10時のコースイン時はドライとなった。今回はTRDによる専有テストということもあり、4台のレクサスLC500、1台のレクサスRC F GT3とともに、F3が2台、F4が2台顔をそろえた。
全日本F3のTEAM TOM'Sのマシンは、12月の鈴鹿テストのときのまま、マカオGPの際のカラーリングをまとってコースイン。1号車は坪井翔、36号車は宮田莉朋と、2017年のラインアップと同じふたりがステアリングを握っている。
一方,FIA-F4のTOM'S SPIRITの2台は、1号車を小川颯太が、36号車を小高一斗がドライブ。こちらも同様に周回を重ねていった。
4台は精力的にラップをこなしていったが、開始から50分が過ぎた頃から天気予報どおり雪が降りはじめてしまうことに。GT500マシン4台、GT300マシン1台は走行を止めたが、それでも4台は周回。雪が強くなった最後はFIA-F4の小川、小高のふたりが、ウエットタイヤで雪のなかをドライブ。スリッピーな状況下でのコントロールをトライし、積雪まで至らなかった12時のチェッカーまで走っている。
2台のピットイン中、スーパーGT車両の走行が終了していたため、先輩GTドライバーたちがふたりのバイザーやスクリーンの雪をぬぐったり、ベルトをアシストしたりというシーンも見られた。