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2019年F1マシン、スポンサーロゴの表示を意識しボディワーク形状が変更へ

2018年01月22日 16:52  AUTOSPORT web

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2017年F1アブダビGP キミ・ライコネン(フェラーリ)
2019年に向け、F1マシンにスポンサーロゴをより効果的に掲載するため、ボディワークのデザイン変更を行うことでチームが合意した。

 先週行われたF1ストラテジーグループ会合において、このような意図の提案がいくつか行われ、ふたつのプランについて合意がなされた。

 ひとつはマクラーレンによる提案で、バージボードの位置を低くして、表示するスポンサーロゴをより見やすくし、同時に見た目もよくする効果を狙うというもの。

 フェラーリが提案したふたつめは、リヤウイングのエンドプレートを、よりシンプルに、コストがかからないものにすることであり、ロゴの配置の妨げになっていたルーバーが取り除かれるという。

 どちらに関してもテクニカル・ワーキンググループによる分析と協議がすでに始まっている。
    
 一方で、F1のスポーツ担当責任者であるロス・ブラウンが行った提案は、チーム側から強硬な反対を受けた。ブラウンはよりシンプルなフロントウイングの導入を提案したが、空力的な影響を懸念するチーム側は同意しなかった。フェラーリにいたっては、ブラウンのプランを妨害するために拒否権を発動すると示唆したともいわれている。

 シャークフィンの将来の復活についても協議された。2017年、シャークフィンが、ドライバー名やナンバー、スポンサー名を表示するのに非常に適していることがわかった。しかしシャークフィンによってリヤウイングの表示が見にくくなるとの主張も出ている。
 
 シャークフィンは早い段階で2018年に向けて廃止されることが決まり、2017年末にこれを覆す動きが高まったが、マクラーレンの反対によって実現しなかった。