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4台のレクサスLC500が富士スピードウェイでテスト開始も、降雪に見舞われる

2018年01月22日 15:51  AUTOSPORT web

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ピットアウトするLEXUS TEAM SARDの39号車LC500。テスト開始時はドライだったが、その後降雪に見舞われた
1月22日、富士スピードウェイでトヨタテクノクラフト(TRD)によるメーカー専有テストがスタートした。このテストには、スーパーGT500クラスに参戦する4台のレクサスLC500が参加。午前10時から走行を開始したが、降雪により1時間ほどで走行を終えている。

 2018年のスーパーGTシーズン開幕に向けて、すでに12月からマレーシアのセパンサーキットでGT500車両が参加したテストが行われていたが、いよいよ国内でも本格的なテストシーズンがやってきた。1月22日、富士スピードウェイでTRDの専有テストがスタートし、ここに4台のLC500が揃った。

 今回参加したのは、12月のセパンテストに参加していなかった4台。2017年のチャンピオンマシンであるLEXUS TEAM KeePer TOM'Sは、ゼッケン1も誇らしく登場。また、LEXUS TEAM LEMANS WAKO'Sの6号車、LEXUS TEAM ZENT CERUMOの38号車、そしてゼッケン39に戻ったLEXUS TEAM SARDという4台だ。

 いずれも2017年からカラーリングは変更されていないが、異なるのは前後フェンダー、そしてドア下部のラテラルダクト。セパンで開発車両の093号車が装着していたものと同様の“えくぼ”のないフロントフェンダー前端、さらにリヤフェンダー後端も新しいものになった。ただ、ラテラルダクトについては、滑らかな曲線をもつ新タイプのものは6号車、38号車のみが装着。1号車、39号車は昨年同様のものとなっていた。

 22日午前10時にスタートしたテストでは、同時に参加したK-tunes RC F GT3、そして全日本F3に参戦するTEAM TOM'Sの2台、TOM'S SPIRITのFIA F4車両2台とともに走行。フォーミュラとGT500が混走するなかなか見られない光景となった。

 各チームとも、昨年のレギュラードライバーが乗り込みコースインして周回を重ねていったが、開始から50分ほどが経った段階で雪が舞い始め、各所でコースアウトするマシンが続出。特にTGRコーナーのブレーキングで止まりきれないマシンが多かった。

 そのため、4台のGT500マシンたちは走行を打ち切ることに。その後は雪の量も増えたため、午後は走行できず。実質的に1時間ほどの走行となってしまった。最終的にこの走行ではLEXUS TEAM LEMANS WAKO'Sの6号車が1分28秒483というベストタイムを記録。1号車、39号車、38号車と続いた。