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山崎賢人が門脇麦にキスをせがむ! 『トドメの接吻』第3話で明かされた“キス女”の正体

2018年01月22日 12:32  リアルサウンド

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 “キス女”・佐藤宰子(門脇麦)の存在や“タイムリープ”の謎が深まる中、堂島旺太郎(山崎賢人)が、信頼していた後輩ホストの和馬(志尊淳)に刺されてしまうという衝撃の展開を迎えた『トドメの接吻』(日本テレビ系)。1月21日放送の第3話では、嫉妬に狂った和馬が並樹美尊(新木優子)を襲って怪我を負わせる。その美尊を救うべく、宰子に自らキスをせがむ旺太郎の姿が描かれた。


参考:山崎賢人、菅田将暉、岡田将生……なぜ若手俳優は“クズ”を演じるのか?


 和馬に襲われるも、なんとか一命をとりとめた旺太郎。だが入院先の病院に現れた和馬は、ふたたび旺太郎を襲う。「殺したいんじゃない。救いたいんだ。今ならみんなに惜しまれて死ねる。クズなんて言わせない」。そして「俺も後を追いますから」と和馬は言うが、旺太郎は「ひとりで死ねよ」と強気に返す。それに対して和馬は「あなたのいちばん欲しがっているものを連れて行く」と口にする。それはもちろん美尊のことである。


 和馬に頬を切りつけられた美尊を見舞おうとする旺太郎。だがこの問題の責任は彼にあると言わんばかりに、美尊の兄・尊氏(新田真剣佑)や母・京子(高橋ひとみ)らは旺太郎を目の敵にする。ジリジリする旺太郎だが、追い打ちをかけるように、この一件でさらに絆が深まる尊氏と美尊の親密な様子を目にしてしまう。唇をわななかせ、「待てよ、まだ挽回できる」とニヤつく旺太郎が向かった先は、“キス女”・宰子のもとだった…。


 今回いちばんの見どころはやはり、旺太郎が“タイムリープ”を自ら利用しようとするところだろうか。これまでは結果として、“タイムリープ”を利用するかたちとなっていたが、“やり直し”、あるいは彼が口にするように失敗を“挽回”すべく、宰子にキスをせがみに行く。


 前回までは謎の“キス女”として不気味な存在であった宰子だが、この第3話では演じる門脇の存在が光った。「その唇を絶対に奪ってやる」と意気込む旺太郎は、花束、高級車、ケーキ、壁ドン(!)、ブサイクな人形(?)、そして高級ディナーにチョコフォンデュ・タワーと宰子に対して攻めに攻める。そのたびに翻弄される宰子の姿が、なんとも言えぬ可愛さであったのだ。攻守逆転し、見事なドSっぷりを見せる旺太郎も、演じる山崎の本領発揮といった感もあり、大いに笑ってしまった。2人の最高の掛け合いであった。


 そもそもこの第3話は、宰子の回想モノローグで幕を開けた。やっぱりと言うべきか、彼女が12年前の海難事故と関係していたことが分かり、自身の“キスの力の目覚め”までが語られた。ここで主人公である旺太郎以外の“宰子視点”が導入されたということは、今後もほかの登場人物たちの視点が加わり、さらなる広がりを見せそうだ。


 旺太郎の思惑とは別のところで、交錯していくいくつもの運命。裏で動きを見せ始めた、尊氏と並樹グループ・社長秘書である新井郡次(小市慢太郎)の存在も気になるところ。次なる展開に期待したい。


※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記


(折田侑駿)