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ブーリエ、「マクラーレンF1にプレッシャーはない」と語るもバンドーンは異なる意見を示す

2018年01月21日 12:11  AUTOSPORT web

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2018年シーズンに関して、ブーリエとバンドーンの意見は食い違っている
エリック・ブーリエとストフェル・バンドーンは、今シーズンにマクラーレンF1チームを待ち受けるプレッシャーの大きさについて、異なる意見を持っているようだ。

 マクラーレンは、以前のエンジンサプライヤーだったホンダとはパフォーマンスが期待を下回る数年間を過ごしたが、現エンジンパートナーのルノーとともに新たな挑戦に乗り出し、過去の栄光を取り戻そうとしている。

 やる気に溢れたチームが前進を待ちきれない気持ちでいる一方で、レーシングディレクターであるエリック・ブーリエは、プレッシャーが増加しているという見方を否定している。

「新たなプレッシャーなどは感じていない。むしろその逆だ。レッドブルとルノーという強力なふたつのライバルがいるという事実に、チームの士気は上がっている」とブーリエは話す。

 しかしながらストフェル・バンドーンはその考えに同意していない。彼はマクラーレンとルノーのパートナーシップによって、上位チームのレッドブルおよびワークスチームのルノーと、自分たちのチームを直接比較する機会ができると見ている。

 したがって、パフォーマンスを発揮する上でのプレッシャーがあるとバンドーンは考えており、放送局RTBFに以下のように語っている。

「2018年にチームにかかるプレッシャーは大きい。なぜなら比較となる大きな相手がすぐ近くにいるからだ」

「レッドブルは昨シーズン何度か優勝しているし、ルノーも上々だった。だからプレッシャーはある。でもこれはポジティブなことであり、前に進んでいくためには必要な要素でもある」

 昨シーズンのバンドーンは困難な状況のなかでF1キャリアのスタートを切った。ホンダの信頼性の問題に泣かされただけでなく、シーズン序盤ではチームメイトであるフェルナンド・アロンソと比べて、スピードを発揮することに苦戦していた。

「週末をうまくまとめ上げ、マシンをより深く理解できるようになるために、やるべきことはまだある。すべての要素がまとまれば、速さは出せる」

「今シーズン、僕たちはまだ目標を定めていない。僕としては、自分自身に一番集中するとしても、基準はフェルナンド・アロンソだ」

「昨年の結果は自分の期待していたものではなかったけれど、新シーズンに向けて、今の僕はさらに強さを増している」

 マクラーレンは新マシン『MCL33』を2月23日に発表する予定だが、バンドーンは新車の感触をすでにシミュレーター上で確認したという。

「シミュレーターで初めて試したけど、エンジニアたちとともに新マシンについてたくさんの議論をすることができた」とバンドーン。

「2018年マシンの初めての感触を味わった。(ルノーへの)変更は僕たちにとって素晴らしいことになるだろう。全員が、テストを始めたときにコース上で何ができるだろうかと、やる気になっているよ」

「今シーズンがどう展開するかは、バルセロナでもう少し分かるようになるだろうね」