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ニュージーランド陸軍特殊部隊が新型車両を導入

2018年01月20日 15:22  おたくま経済新聞

おたくま経済新聞

ニュージーランド陸軍特殊部隊が新型車両を導入

 ニュージランド陸軍は、特殊部隊が使用する車両SOV-MH(Special Operations Vehicles – Mobility Heavy)として、イギリスのSupacat社が製造するHMT Extenda Mk.IIを採用することになりました。メーカーのSupacat社が2018年1月16日(現地時間)に発表しました。


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 SupacatのHMT Extendaは、同社のHMT(High Mobility Transporter)シリーズのひとつ。6輪駆動の車両で、用途に応じて装甲やオプションなどを自由に組み合わせることのできる柔軟な設計を有しており、各国の特殊部隊などで使われています。イギリス陸軍では「コヨーテ」の名で、同じ6輪駆動車のHMT600を採用しており、アフガニスタン等で特殊部隊の足として活躍しています。


 最大斜度60%までの登坂能力があり、また150度までの突出部であれば問題なく乗り越えることもできます。カミンズ製6700cc6気筒ディーゼルエンジンは180馬力を絞り出し、5速オートマチックトランスミッションを介して、乾燥重量10.5トンの車体を時速120kmで走らせます。もちろんパワーステアリングや、ブレーキにはABSも装備。特殊部隊用としては必須の、耐地雷・耐爆能力も有しており、紛争地域での頼りになる相棒と言えます。


 製造はオーストラリアにあるSupacatの事業所で行われ、ニュージーランド陸軍ではこの車両を2018年の早い段階で部隊配備し、就役させる予定です。


 Image Credit: MoD Crown copyright


(咲村珠樹)