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ジャニーズWESTの快進撃が止まらない! 2018年は役者としても注目

2018年01月20日 06:02  リアルサウンド

リアルサウンド

 2018年4月23日、ジャニーズWESTはCDデビュー4周年を迎える。まだまだフレッシュなグループだが、その快進撃は目を見張るものがある。デビューから2年後の2016年12月24日・25日は早くも京セラドーム大阪で、単独ドーム公演『ジャニーズWEST 1stドーム LIVE 24(ニシ)から感謝 届けます』を開催。それから年が明けてすぐの2017年1月3日からは全国アリーナツアーも行われ、Netflixではメンバー全員が主役のドラマ『炎の転校生 REBORN』が配信された。ちなみに、ネットドラマ主演はジャニーズ初である。


 様々な活躍を見せ、順調に知名度を上げてきたジャニーズWESTだが、2018年もその勢いは止まらない。まず、1月3日からアリーナツアー『ジャニーズWEST LIVE TOUR 2018 WESTival』がスタート。去年よりも会場数が増えており、より盛り上がることは間違いないだろう。また、1月22日深夜スタートの新ドラマ『卒業バカメンタリー』(日本テレビ系)には藤井流星と濱田崇裕が、Hey! Say! JUMP・山田涼介が主演を務める『もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~』(日本テレビ系)には小瀧望が出演する。これまでドラマや映画にも積極的に出演してきたジャニーズWESTメンバーだが、今回はこの3人の演技に注目してみよう。


 まずは藤井流星。決して演技の経験が豊富とは言えないものの、デビュー直前に出演した『ミス・パイロット』(フジテレビ系)以来、コンスタントにドラマに出演。『ようこそ、わが家へ』(フジテレビ系)、『サムライせんせい』(テレビ朝日系)、『レンタル救世主』(日本テレビ系)など、いいポジションで多数の名作に名を連ねてきた。藤井がこれまで演じてきたのは、ヤンキーっぽい役やチャラい役など癖のあるキャラクターが多かった。「チャラチャラしてるがイケメンで、憎めないアホ」という設定も多く、「イケメンなのに天然」という普段の藤井をどことなく彷彿させる。素と役に共通点が多いためか、役を作り込むというよりもなりきるタイプの役者と言えよう。『卒業バカメンタリー』で演じるガクは、朴訥(ぼくとつ)とした今までにないキャラクターだ。藤井の新境地となるか、今から楽しみだ。


 藤井と共に『卒業バカメンタリー』の主演を務めるのは、濱田崇裕だ。濱田は演技の仕事が多くなかったが、非常にポテンシャルある人物。例えば『ノンママ白書』(フジテレビ系)では、濱田演じる小中荘太は評判が良かった。「『うわ、こういう人おる!』っていう説得力を持たせたいし、言い方はぎこちないけれど、この人が言うと何か伝わるっていう演技ができたらいいですね」(引用元:『ノンママ白書』公式サイト)とコメントしていた通り、ネット上でも「こういうイマドキ男子いる」という声が目立っていた。2017年に出演した映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ』では、硬派な男・木下を好演。セリフや出番は少なかったが、確実に爪痕を残していた。本人いわく「どんどん演技が好きになる」らしく、どんな役でも入り込んでモノにしていくタイプの役者だ。『卒業バカメンタリー』で演じるマオも、「こういう人いる」という設定のため、濱田がどう再現してくれるのか、期待が高まる。


 そして、『もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~』に出演している、グループ最年少の小瀧望。『世界一難しい恋』(日本テレビ系)や『盲目のヨシノリ先生 ~光を失って心が見えた~』(日本テレビ系)などに出演し、3月3日公開の映画『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』では初出演を務めることになっている。さらに、小瀧が演じる舘林弦はぶっきら棒で俺様だが、根は優しいという少女漫画の王道王子様的役柄だ。王子様的役といえば、小瀧は過去に『近キョリ恋愛』でパティシエを目指す心優しい高校生・的場竜を演じたが、それはどちらかというと真面目で硬派な役だった。的場竜役は、恩人であり、想い人である枢木ゆに(小松菜奈)に対し、忠犬のように接する演技が印象的だった。


 一方『プリンシパル』では、不器用だが抜群にイケメンのためモテまくるという設定。熱量が低く、どこか闇を抱えるような目をしている演技を披露している。普段小瀧は末っ子のようにボケまくっていることが多く、クールな王子キャラのイメージはあまりない。しかし、『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』の小瀧は紛うことなき少女漫画の王道王子様的役柄。彼のイケメンっぷりとクールな演技にぜひ注目てしみてほしい。そして今後、ジャニーズ俳優の登竜門とも言える少女漫画の王道王子様的役候補に名を連ねるチャンスを掴むことを願いたい。


 2018年、藤井・濱田・小瀧の3人を中心に役者として良いスタートを切ったジャニーズWESTたち。若き7人が今年は役者として飛躍する1年になりそうだ。他のメンバーの活動も合わせて、2018年注目してみたい。(高橋梓)