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カンヌグランプリ『BPM』予告編 エイズを患いながら差別と闘う若者描く

2018年01月19日 21:31  CINRA.NET

CINRA.NET

『BPM ビート・パー・ミニット』 ©Celine Nieszawer
映画『BPM ビート・パー・ミニット』の予告編が公開された。

『第70回カンヌ国際映画祭』コンペティション部門グランプリを受賞した同作の舞台は、エイズ治療が発展途上で偏見を持たれていた1990年代のフランス・パリ。エイズ患者やHIV感染者への差別に対して抗議活動を行なう「ACT UP Paris」のメンバーであるショーンは活動に参加したナタンと恋に落ちるが、徐々に自身のエイズの症状が顕在化し、団体のメンバーに対して批判的な態度を取り始めていく、というあらすじだ。

予告編では、血液に見立てた赤い液体を製薬会社に投げつけるデモシーンや、高校の教室に乗り込みコンドームを配布する場面、ショーンを恋人のナタンが介護する様子などが確認できる。挿入歌のジミー・ソマーヴィルの“Small Town Boy”も聞くことができる。

同作は3月24日から全国で公開。出演者にはナウエル・ペレーズ・ビスカヤート、アルノー・ヴァロワ、アデル・エネルらが名を連ねる。メガホンを取ったのは『パリ20区、僕たちのクラス』の脚本、『イースタン・ボーイズ』の監督を務めたロバン・カンピヨ。英題は『BPM(Beats Per Minute)』。