2017年までスーパーGT300クラスに参戦していたBMW Team Studieが、2018年は新たにBMW M4 GT4を投入し、ブランパンGTシリーズ・アジアにフル参戦することになった。ドライバーやスポンサーは今後決定していくという。
BMW Team Studieは、BMWジャパンからの包括的なサポートを受けつつ、2014年からそれまでタッグを組んでいたGOODSMILE RACINGと分かれGT300クラスで活動を開始。BMWワークスドライバーのヨルグ・ミューラーと、ル・マン24時間ウイナーの荒聖治の起用、さらにMストライプをまとったカラーリング等、多くの話題を呼んだ。
そんなBMW Team Studieが、2018年に新たな挑戦をスタートさせることになった。近年、費用が高騰化するGT3に対し、ヨーロッパではGT4の人気が高まりつつあるが、BMWモータースポーツがGT4マーケット向けに生み出したBMW M4 GT4を2台そろえ、2017年にスタートしたブランパンGTシリーズ・アジアに挑戦することになったのだ。
シリーズはGT3(プロ、プロ-アマ、シルバー)とGT4がクラスとして設けられており、18年からはそれぞれが独立したレースを戦うという。2017年のGT4はポルシェ・ケイマン・クラブスポーツMRが主力で、マクラーレン570S GT4がスポット参戦していた。BMW Team Studieはここに先日のドバイ24時間でレースデビューを飾ったM4 GT4を投入するとともに、初めての日本からのフル参戦チームとなる。
「ブランパンGTシリーズ・アジアは、2017年シーズンを通してとてもプロフェッショナルで、魅力あるフォーマットであることを示してくれました」というのは、BMW Team Studieの鈴木康昭代表。
「BMW Team Studieはこのシリーズの最初の日本からのフルタイムエントラントとして、シリーズに新しいBMW M4 GT4を投入し、アジアのファンにBMWの優秀さをお見せできることを今から楽しみにしています」