トロロッソF1チーム代表のフランツ・トストは、2018年にチームの新ドライバーラインアップを形成するピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーには大きなポテンシャルがあると考えており、チームが強力なマシンを用意できれば、ふたりは活躍すると確信している。
ホンダと組んで初のシーズンを迎えるトロロッソは、2017年終盤3戦で起用したドライバーラインアップで戦う。ガスリーにとってもハートレーにとっても、今年初めてF1フルシーズン参戦を果たすことになる。
「ふたりのドライバーに大変満足している」とトストはRACER誌に述べた。「彼らには大きなポテンシャルがあると思う」
「我々チームが競争力のある優れたマシンを提供できれば、彼らは好結果をもたらすだろう。私はそう確信している」
2017年シーズンのマレーシアGPからダニール・クビアトのシートを引き継いだガスリーは、5戦を戦った。その一方、ハートレーは、カルロス・サインツJr.がルノーに移籍してからの4戦に参戦した。
2人ともトロロッソでの初シーズンにおいてポイントフィニッシュはならなかったが、トストはそれは予想していたことだと語った。
「シーズン途中でF1に参戦するのは常に困難な仕事だ」とトストは指摘した。
「他のドライバーは全員、自分のマシンで数千キロもの走行を行ってきて、マシンに慣れているし、チームやその他のこともすべて分かっている」
「(ガスリーとハートレーにとってそういう状況のなかで)新規に参戦するのは非常に困難なことだ」
「加わったタイミングも難しかった」とトストは続けた。「我々のマシンはシーズン序盤ほど競争力がなかった」
「我々はサーキットに新しいパーツやアップグレードを持ち込んだが、ライバルたちの方が優れた仕事をしていたようだ」
「それに加えて信頼性の問題に苦しんでいたから、彼らはいつもグリッド後方からスタートしなければならなかった」
しかしトストは、昨年の終わりにグランプリ初参戦のチャンスを得たことは、2018年にふたりの役に立つだろうと考えている。
「ふたりのドライバーにとって、昨シーズン終盤にレースに出たことは非常に重要なことだ」とトスト。
「彼らはこれからのシーズンに何が期待できるのかを分かっているし、(だからこそ)自分たちの何を改善したらいいかも分かっている」
「ふたりとも非常に速いドライバーだ」とトストは付け加えた。