予想されていたとおり、2017年のGP3チャンピオンであるジョージ・ラッセルが今年F2に参戦することが決まった。メルセデスのジュニアドライバープログラムのメンバーであるラッセルは、ARTグランプリと契約し、F1直下のカテゴリーであるF2に昇格する。
ARTは、昨年GP3で走らせていたラッセルとジャック・エイトケンのふたりを2018年、F2にステップアップさせることを決めた。
「ARTグランプリに残留し、F2でレースができることを本当にうれしく思っている」とラッセルは語った。ラッセルの契約は18日に発表された。
「昨シーズン、僕たちはともに実りの多い1年を過ごしたから、新たな成功を求めて一緒に仕事を続けるのは自然な流れだ」
「新しいF2マシンが導入されるので、シーズンの始まりからセットアップを最適化することがすべてのチームにとって課題となる。でもARTグランプリはそれができるし、すぐに競争力を発揮できると、僕は全面的に信頼を置いている」
「最初のレースに参戦し、ジュニアモータースポーツの最高峰で優れたドライバーやチームと戦うのが待ちきれないよ」
昨年ラッセルはGP3のシーズンで圧倒的強さを見せるとともに、F1テストにも参加した。8月のハンガリーテストにはメルセデスから参加、その後、メルセデスのエンジンカスタマーであるフォース・インディアからブラジルGPとアブダビGPのFP1に出場した。
「ARTグランプリは、競技でもその外でも、ジョージとともにGP3で非常に楽しい、充実した年を過ごした。だから我々が、ジョージがジュニアドライバーを務めるメルセデス・ベンツと手を携えて、F2参戦に向けて彼とのパートナーシップを更新したのは当然のことだ」とARTのチーム代表であるセバスチャン・フィリップは述べた。
「ARTグランプリの経験とジョージの才能が一緒になれば、F1のエントリーシリーズでタイトルを争い、防衛することができるだろう」