2018年のデイトナ500とインディ500に参戦した後に現役を引退すると表明しているダニカ・パトリックは、この2大会で長年支援を受けている『GoDaddy(ゴーダディ)』からスポンサードを受ける。
サラ・フィッシャー以来ふたり目のフル参戦女性ドライバーとして2005年にインディカーデビューを果たしたダニカ。その年のインディ500では女性ドライバー史上最高位となる4位を記録。ルーキーながら3度のポールを獲得しダニカ旋風を北米に巻き起こした。
ほかのドライバーに負けず劣らずの活躍を見せ、2008年にツインリンクもてぎで行われたインディジャパンで、女性ドライバーとしてはインディ史上初となる優勝を果たしている。
2012年にはNASCARに転向。2013年の開幕戦デイトナ500ではポールポジションを獲得する走りをみせた。そんなダニカは2017年11月、2018年2月のデイトナ500と、5月のインディ500に参戦してレースキャリアに幕を下ろすと発表した。
デイトナ500の開幕は2月18日に迫っているが、ダニカは参戦チーム探しに苦戦しているようで現時点でどのチームから参戦するかアナウンスされていない。そんななか、長年ダニカをサポートしてきた大手IT企業のゴーダディは18日、ダニカのレースキャリア終盤2戦でスポンサーを務めると発表した。
ゴーダディが発表したリリースのなかで、ダニカは「私のキャリアを象徴するふたつのレースを、長年私を支援してくれた象徴的なスポンサーとともに戦う。これこそ私が理想としていた終わり方」とコメントしている。
「ゴーダディは私がレースキャリアをスタートさせたときからサポートしてくれていた。あの“ゴーダディグリーン”のマシンに乗り、私にとって最後の2戦を戦えるなんてね」
なお、ゴーダディがダニカのスポンサーに就任したことで、現在難航しているとみられるシート探しも状況が好転するものと予想されている。