水木しげるの『ゲゲゲの鬼太郎』が6度目のアニメ化。4月1日からフジテレビほかで放送される。
1968年に初めてアニメ化され、今年で50年を迎える『ゲゲゲの鬼太郎』。2008年には貸本屋時代に水木しげるが執筆した『墓場鬼太郎』を原作としたアニメも制作された。
今回のアニメ版で鬼太郎役を演じるのは沢城みゆき。目玉おやじ役を野沢雅子が演じる。また、ねずみ男役に古川登志夫、ねこ娘役に庄司宇芽香、一反もめん役に山口勝平、子泣きじじいとぬりかべの2役に島田敏、砂かけばばあ役に田中真弓、さらにアニメオリジナルキャラクターで人間の犬山まな役に藤井ゆきよがキャスティングされている。
ねずみ男役の古川登志夫は『ドラゴンボール』シリーズのピッコロ役、『ONE PIECE』のエース役、砂かけばばあ役の田中真弓は『ONE PIECE』のモンキー・D・ルフィ役、子泣きじじいとぬりかべ役の島田敏は『ちびまる子ちゃん』のさくら友蔵役などでそれぞれ知られる。
番組のオフィシャルサイトではキャストとプロデューサーのコメントが掲載中。『ルパン三世』の峰不二子役など、数々のアニメ作品に出演してきた沢城みゆきは、「それぞれの世代にそれぞれの鬼太郎像があると思いますが、このチームでどんな『ゲゲゲの鬼太郎』を創っていけるのか、プレッシャーよりも、静かに静かにどきどきしているところです」とコメント。
アニメ1作目で鬼太郎役を演じた野沢雅子は「親子を出来るなんて最高に幸せです。背伸びせず気張らず私なりの父親を演じていこうと思っています」と語っている。なお鬼太郎役の声優はこれまでに野沢雅子、戸田恵子、松岡洋子、高山みなみが演じており、『墓場鬼太郎』では野沢が鬼太郎役に再び挑戦していた。
フジテレビ編成部の狩野雄太は、「第6期の鬼太郎は水木先生がご逝去されてから初めてのアニメです。今回、最高のスタッフ達と制作し、水木先生ならではの作家性や思想を大事にしながらも、現代ならではの新しい鬼太郎が誕生したと思います」、東映アニメーションの永富大地は「きっとあちらの世界から僕らを見ている先生にこの作品を見た人たちの歓声が届くように、少しでもその魂にスタッフ、キャスト、ファンの方々、関係するみんなの思いが近づけられるように精一杯がんばります」と意気込みを明かしている。