今夏に公開される濱口竜介監督の新作映画『寝ても覚めても』の主題歌と音楽をtofubeatsが手掛けることが発表された。
柴崎友香の同名小説をもとにした同作は、忘れられないかつての恋人・麦と、彼と同じ顔をした誠実なサラリーマン・亮平の間で揺れる女性・朝子の8年間を描く恋愛映画。麦と亮平の2役を東出昌大、ヒロイン・朝子役を唐田えりかが演じるほか、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知(黒猫チェルシー)、仲本工事、田中美佐子らがキャストに名を連ねる。
濱口監督の『ハッピーアワー』を見て「自分がアートの現場で見てきたものと違い、相当喰らった」というtofubeats。その後、濱口監督と対談するなど交流を深めていた。今回初となる映画音楽に加えて、書き下ろしの主題歌も提供している。
tofubeatsは『寝ても覚めても』への参加にあたり、「不安もあったのですが、濱口監督の作品ということで意を決して飛び込ませていただきました」「とにかく自分にできることは脚本や資料を読んで取り組むことだったので、全ての要素が作品を見て皆様が感じていただくことの助けになっていれば嬉しいです」とコメント。
濱口監督は「『寝ても覚めても』はなかなか一筋縄ではいかない恋愛映画なのですが、tofubeatsさんの楽曲は観客が映画を見る上での感情的な拠りどころになってくれています。そして、エンドクレジットに流れる主題歌。私は、震えました。観客の皆さんにも胸のど真ん中を撃ち抜かれていただきたい」と語っている。
■tofubeatsのコメント
初の映画への主題歌・楽曲提供ということで不安もあったのですが、濱口監督の作品ということで意を決して飛び込ませていただきました。不慣れな点は多かったのですが、こうして皆様にお知らせできるところまで来られて本当に嬉しいです。とにかく自分にできることは脚本や資料を読んで取り組むことだったので、全ての要素が作品を見て皆様が感じていただくことの助けになっていれば嬉しいです。
■濱口竜介監督のコメント
この度、tofubeatsさんに『寝ても覚めても』映画音楽をお願いできたことを心から嬉しく思っています。クレバーな印象の強いtofuさんですが、その楽曲は実はとてもまっすぐ胸に飛び込んでくるものです。『寝ても覚めても』はなかなか一筋縄ではいかない恋愛映画なのですが、tofubeatsさんの楽曲は観客が映画を見る上での感情的な拠りどころになってくれています。そして、エンドクレジットに流れる主題歌。私は、震えました。観客の皆さんにも胸のど真ん中を撃ち抜かれていただきたい。ご期待ください。