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航続距離390km。エクステリア一新のフルEV、新型『BMW・i3』が登場

2018年01月19日 10:52  AUTOSPORT web

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新デザインを採用した『BMW i3』の2018年モデル
BMWの展開する次世代モビリティ・ブランド、『BMW i』の主力モデルとなるフルEV、『BMW i3』が新デザインを採用するLCIを受け、1月15日から発売開始となっている。

「設計から生産、販売に至るまで持続可能なモビリティを実現する」というコンセプトのもと、2014年4月に登場した『BMW i3』は、量産車として初となるCFRPフルカーボンモノコックの採用や、大容量リチウムイオンバッテリーを搭載。

「大都市における持続可能なモビリティ」を提供するという目標に対し、必要な性能を備えたフルEVモデルとして登場した。

 また2016年には一部改良を受け、33kWhの大容量リチウムイオンバッテリーに更新。一回の充電走行距離は390kmを実現し、電気モーターによるリヤ駆動で最高出力170PS、最大トルク250Nmを発生し、0-100km/h加速7.3秒のパフォーマンスを達成している。

 さらに、647ccの発電用エンジンを搭載したレンジエクステンダー車は、走行中にエンジンが電力を発電し、航続距離を121km延長。合計で511kmの走行が可能となっている。

 そんな『BMW i3』は、今回の改良でエクステリアを一新。より先進的で、存在感を主張するデザインへと進化した。

 フロントには横長のLEDターン・インジケーターと共に、ワイドな印象を強調する新しいフロントバンパーを採用し、LEDヘッドライトを全モデルに標準装備。リヤも同様にワイドな印象を与える新デザインのバンパーを装着し、存在感のある直線に引かれたマット・クローム加飾が施された。

 サイドは、シルバーの加飾がフロントのピラーからルーフに沿って滑らかな曲線を描くように配置され、視覚的にもモダンで洗練されたデザインとなっている。

 また、インテリア・デザイン・パッケージとして、クールで洗練された印象の『ATELIER(アトリエ)』、モダンでナチュラルな『LODGE(ロッジ)』、上質かつ高級感あふれる『SUITE(スイート)』の3つをモデル・ラインアップに設定。

『ATELIER(アトリエ)』ではダークな色合いが印象的なアラガツ・グレーのシートと、ブルーのアクセントを採用。トリムにユーカリ材を使用する『LODGE(ロッジ)』では、ソラリック・ブラウンのウール地にナチュラル・レザーを組み合わせたシートを新たに装備。そして『SUITE(スイート)』には、オリーブの抽出液を使用してなめし加工を施した、暖かみのあるダルベルギア・ブラウンのレザーをシートとダッシュボードに使用している。

 その他、BMW SOSコール、BMWテレサービス、BMW iリモート・サービスの機能により、ドライバーをサポートする『BMWコネクテッド・ドライブ』や、ACC/アクティブ・クルーズ・コントロール、衝突回避・被害軽減ブレーキなどを含めた『ドライビング・アシスト・プラス』、駐車支援の『パーキング・サポート・パッケージ』などを標準装備。

 従来モデルに引き続き、公共充電サービスを12カ月間無料で利用可能な『ChargeNow(チャージナウ)』も提供される。

 新車登録から8年/走行距離10万km以内で、必要に応じたバッテリー修理を無償で提供するほか、3年間は主要項目のメインテナンスなどを無償提供する『BMW iサービス・インクルーシブ』も全車標準装備とすることで、安心して長期保有可能なサービスが提供される。

 価格はフルEVモデルが538万~595万円。レンジエクステンダー車が587万~644万円となっている。
BMW カスタマー・インタラクション・センター:フリーダイヤル:0120-269-437
BMW インターネット・ウェブサイト:http://www.bmw.co.jp