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イギー・ポップとQOTSAジョシュ・オムのコラボを綴る 『アメリカン・ヴァルハラ』4月公開

2018年01月18日 17:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 イギー・ポップとクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・オムとのコラボレーションを綴った映画『アメリカン・ヴァルハラ』が、4月14日より公開されることが決定した。


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 本作は、ザ・ストゥージズのフロントマンとしても知られる、イギー・ポップ最後のアルバムとも噂されている『Post Pop Depression』の完成、そしてロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでのライブまでを追ったドキュメンタリー映画。監督は、ジョシュ・オムとアンドレアス・ニューマンが共同で務めた。


 2016年に発売された『Post Pop Depression』は、イギーが自費でレコーディングを計画し、ジョシュ・オムにプロデュースを打診したところから始まり、イギー・ポップ名義作品でも最大級のヒットのひとつとなった。また、アルバムに伴うツアーは全公演ソールドアウト。本作には、そのコラボの始まりから初のデモ音源レコーディング、アルバムのリリース、そしてロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでのライヴの様子まで収められている。


 幼い頃、イギー・ポップが手がけた、映画『レポマン』のサントラを毎日爆音で聴き、それがきっかけでギターを手にしたというジョシュ・オム。その後、自身のロックンロールを奏でることとなったが、数十年後、彼は憧れの存在から突然のコンタクトを受け、楽曲の共同作業を打診される。当初はカジュアルなものだったこのコラボは、結果として、両者にとって「Post Pop Depression」という金字塔的なものとなった。イギー・ポップとジョシュ・オムに加え、Queens of the Stone Ageのギタリストであるディーン・フェルティタ、そしてArctic Monkeysのドラマーであるマット・ヘルダースの4人が、外部とは完全に遮断されたモハベ砂漠のど真ん中で、一切関係者にも知られることなく、作曲、レコーディング作業を行った様子が本作では映し出される。(リアルサウンド編集部)