ヒュンダイ・モータースポーツは1月15日、2017年のラリー選手権にヒュンダイi20 R5で参戦し、シリーズチャンピオンを獲得したチームをファクトリーに招待。王座獲得の賞金として1万5000ユーロ(約203万円)を贈呈した。
ヒュンダイがカスタマーチーム向けに販売しているi20 R5は、近年多くのラリー選手権で人気を博しているR5規定車両のひとつ。2018年には改良型の登場も予定されている。
今回、ドイツ・アルツェナウにあるヒュンダイのファクトリーに招待されたのはスペインの選手権でタイトルを手にしたスパニッシュ・アレス・レーシング、フランスの選手権を戦ったターボABPコンペティション、そしてヨーロッパ圏で行われるツール・ヨーロピアン・ラリー(TER)を制したBRCレーシングの3チーム。
ファクトリーを訪れた3チームの関係者は、2018年シーズンに向けて製造が進められている新型i20 R5のワークショップを見学。その後、2018年の活動資金として、賞金1万5000ユーロを受け取った。
ヒュンダイ・モータースポーツのカスタマーレーシング部門を率いるアンドレア・アダモは「我々のi20 R5プロジェクトにとって、顧客の存在はなによりも重要なものだ」と述べている。
「彼らが素晴らしい結果を残すことは、我々にとって理想的な宣伝活動となる。今回のイベントは、彼らがi20 R5でみせた活躍に感謝の意を示すものだ」
「もちろん、我々は2018年にも目を向けている。今回、彼らに行ったサポートにより、チームがi20 R5で先頭争いを続け、タイトル防衛を助ける要因になればと願っている」