MotoGPに参戦するモンスター・ヤマハ・テック3は1月17日、ジョナス・フォルガーが2018年シーズンを欠場すると発表した。
フォルガーは2017年シーズン、第15戦日本GPから体調不良によりレースを欠場。このときは野左根航汰が緊急代役参戦している。
その後、フォルガーは肝臓の代謝解毒が正常に機能しない『ジルベール症候群』に罹患していることが判明。2カ月ほど静養し、2017年12月末には1月末にセパンで行われる2018年最初のMotoGP公式テストに向け、フィジカルトレーニングを再開したと報じられていた。
今回のフォルガーの決断は、ジルベール症候群が完治しておらず、身体的にも精神的にも完全ではないということが理由だとされている。
MotoGP2年目のシーズンを欠場することになったフォルガーは、「2018年にMotoGPでレースをすることはないだろう」とつらい心境を語った。
「望んでいたように回復ができず、今の状態では間違いなくMotoGPマシンに乗ることはできないと感じている。でも僕はまたMotoGPのレースに戻ってきたい。関係者全員、そしてみんなのサポートに感謝しているよ」
そしてチーム代表のエルヴェ・ポンシャラルもフォルガーの2018年シーズンMotoGP欠場にあたり「信じられない」とコメントしている。
「火曜日(16日)、ジョナス・フォルガーの個人マネージャーから『フォルガーは2018年シーズンのMotoGPを欠場すると決めた』との電話を受け、本当に信じられなかった。我々は彼とともにトップレベルを目指すのだと信じていたんだ」
「もちろん彼の決断は尊重するが、すぐに理解するのは難しい。それに、フォルガーの代役を見つけるのはとても困難だ。すでに速いライダーたちは契約を結んでしまっている。しかし、レースではいつも積極的であり創造的でなければいけない。新しい状況について引き続きお知らせしていくつもりだ」