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木村拓哉、主演ドラマ『BG~身辺警護人~』に向けた決意 名曲「華麗なる逆襲」とも重なる姿勢とは

2018年01月18日 10:22  リアルサウンド

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 1月18日からスタートするドラマ『BG~身辺警護人~』では主演をつとめる木村拓哉が、1月11日放送の『夜の巷を徘徊する』(ともにテレビ朝日系)に出演。高校の同級生でもあるマツコ・デラックスと共に街を徘徊した。


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■『夜の巷を徘徊する』おみくじリベンジの結果は?
 都内にある豊川稲荷(東京別院)を訪れた一行。木村とマツコは、昨年4月の放送で訪れた浅草寺で、二人して凶のおみくじをひいたことからリベンジを決意。今回の放送では大吉が出るまでおみくじをひくと意気込んだ。


 まずは茶屋に入り、名物のいなり寿司を注文。待つ間にマツコが「いい腕」と木村の右腕をつかんだ。役作りのために体を鍛えている木村。「謙遜してるけど、アナタでかくなったからね」とマツコから指摘されると、「うーん、(そう)かも」と控えめに答えた。


 新ドラマでは民間の身辺警護=ボディーガード、島崎章役を演じる。「依頼さえあれば個人的なところに出向いて警護をするっていう……」と役どころを説明した。収録当日はちょうど顔合わせと本読みをしてきたばかり。マツコから「あれ、恥ずかしくない?」と振られると、木村は「超、恥ずかしい」、「読んではいるけどそこにいるのは素の自分じゃん。すんげぇ恥ずかしい」と答えた。数々のドラマや映画に出演してきたベテランから、ちょっと意外な言葉が飛び出した。


 ちなみに、今回マツコと一緒に引いたおみくじの結果は、豊川稲荷が「吉」、湯島天神では「中吉」と出た。願望欄には「真心こめて祈ればかなうべし」と書かれていた。


■丸腰で戦うのがボディーガード
 木村自身もボディーガードに守られた経験があり、そのときに感じたのが絶対的な安心だったという。SPなどと違い、武器を持たずに戦うのがボディーガード。安心を表現するために意識したことについては、「“攻撃はしないけど絶対に引かない”ってことかな。それは自分個人としても役柄としても共通として持っていたい部分」(『ザテレビジョン』2018年1月号/KADOKAWAより)と自分と役柄を重ねていた。


 このエピソードには、SMAPの楽曲「華麗なる逆襲」のMVを思い出す。銃を手にするも、誰かを狙うのではなく天井に向けて一発放っただけ。最後は銃を後ろに放り投げて前へと歩き出すシーンがある。誰かを傷つける戦い方はしない、SMAPらしさを象徴していた。


 昨年末、週刊誌の突撃インタビューに応じた木村。明石家さんまと共演した際に、「お前、言いたいことあるやろ。後で編集でもなんでもできるから、とりあえず言うとけや」と言われたという。「自分の気持ちや思っていること、わかってほしいことはありますよ」としながらも言葉にすることはなく、現場でやるべきことをやる、そう自分に約束したことを語った。


 今回に限ったことではないが、昔から多くを語らず背中で語るタイプの木村。ここ2年ほどを振り返ると、言いたいことなんて山ほどあっただろう。その鬱憤を晴らすかのように、新ドラマ『BG~身辺警護人~』に注ぐ熱量は相当なものになるに違いない。


 昨年11月、木村は誕生日に寄せられたお祝いメッセージに、こう返信したと雑誌のインタビューで明かしていた。


「この一年もぶっ飛ばしていきます」。
(柚月裕実)