ナイジェル・マンセルは現代のF1の安全性を称賛し、彼が現役時代にレースをしていた頃は、何かミスあった場合、決定的な“不都合”に直面していたと語った。
31回のグランプリ優勝経験者で1992年に世界タイトルを獲得したマンセルは、週末のバーミンガムで開催された『2018オートスポーツ・インターナショナルショー』に出演し、観衆を引きつけた。
放送局ITVのインタビューにおいてマンセルは、彼の時代と現在のF1を比べ、グランプリレースが安全性の面で大きな向上を遂げてきていると主張している。
「朝になると『すべてを賭けて0.5秒縮めグリッドの前列を取りレースに勝つ』と鏡に向かって自分に言い聞かせながら全力を出していた」
「その頃はアタックに失敗すれば死ぬ可能性があったんだ」
「だが今は覚悟が違う。なぜならF1のランオフエリアと安全基準が計り知れないほど劇的に改善したからだ」
マンセルはサインをしたり、自身のレーシングキャリアにまつわる話をショーのメインステージで語ったりするなど、ファンとともに充実した2日間を過ごした。
「ここに戻って来れて、とてもうれしい。私はこの辺りで育ったので、みんなの声を聞くとホームに戻ってきた気がする。人々はとても親切で協力的だ」