スクーデリア・トロロッソの空力責任者ブレンダン・ギルホームがチームを離脱したと伝えられている。
16日、スペインのASは、テクニカルディレクターのジェームズ・キーと連携して、2018年に新たにホンダのパワーユニットを搭載する新車“STR13”の開発に取り組んできたギルホームが、トロロッソを離れたと伝えた。ギルホームは、BMWザウバー、メルセデスでも空力部門責任者のポジションを経験した人物で、2013年からトロロッソで働いていた。
現時点では離脱の理由についても、後任についても明らかになっていない。空力部門副責任者であるベン・マロックが昇格する可能性もあるが、外部から他の人材が雇い入れられるかもしれない。
さらに、2017年までカルロス・サインツJr.のレースエンジニアを務めたマルコ・マタッサもチームを離れるといわれている。マタッサはトロロッソからフェラーリに移籍し、若手育成のためのフェラーリ・ドライバー・アカデミーに関する業務を担当する見込みであると、motor.esが報じた。
トロロッソは2018年、パワーユニットをルノーからホンダに変更し、ピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーというF1ルーキーペアを採用、新体制でのスタートを切る。一連の報道が事実であれば、テクニカルチーム再編も必要となりそうだが、16日にはチームは、新車がFIAが義務付けるクラッシュテストに合格したことを発表、開発作業が順調に進んでいることをアピールしている。