ホンダは1月12日、人気の大型プレミアムツアラー『ゴールドウイング』を17年ぶりにフルモデルチェンジすると発表。4月2日より新販売網のHonda Dreamより発売する。
二輪車では唯一となる1800ccの水平対向6気筒エンジンを搭載するゴールドウイングは、1975年に初代が登場。これまで40年以上に渡りホンダのフラッグシップモデルとして君臨してきた。
今回のモデルチェンジで6世代目となる新型はリヤトランクとサドルバッグを標準装備した『ゴールドウイング・ツアー』とサドルバッグを標準装備した『ゴールドウイング』の2種。どちらも「モーターサイクルがもつ魅力の原点に立ち返り“走りの高揚感”、“操る楽しさ”を実現するため」、車体とエンジンを新規に開発。デザインも一新された。
車体にはホンダ独自の二輪車用ダブルウィッシュボーンフロントサスペンションを採用することで居住性向上とマス集中化を図るとともに、38kgの軽量化を達成。取り回しの良さが向上したとしている。
エンジンはクルーズ性能と加速性能を両立するとともに燃費性能を改善。またトランスミッションには6速マニュアルに加え、ホンダ独自の7速デュアルクラッチトランスミッションも採用された。
そのほかパッセンジャーや荷物の有無に応じてリヤサスペンションの減衰特性を簡単に変更できる電動プリロードシステムを採用したほか、全タイプでETC車載器を標準装備している点もうれしいところ。
また、二輪車としては初めてアップル社の『Apple CarPlay』も搭載しており、手持ちのiPhoneと市販Bluetoothヘッドセットを活用することで、より快適なツーリングを楽しめるという。
メーカー希望小売価格はゴールドウイングが税込み273万2400円。ゴールドウイング・ツアーはカラーバリエーションや、デュアルクラッチトランスミッション採用の有無により価格が異なり、295万9200円~331万5600円となっている。