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東レが人工皮革事業の拡大に注力、生産設備を増強

2018年01月17日 09:13  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

 東レが、日本で生産するスエード調人工皮革「ウルトラスエード®」の生産設備増強を発表した。

 今回の生産設備の増強は、滋賀事業場および岐阜工場において生産設備の新設・高度化を行い、現在の約1.6倍となる年産約1,000万平方メートルに生産能力を高める計画。稼働開始は2019年9月を予定している。
 ウルトラスエード®は、日本発の先端材ブランドとしてグローバルに展開するスエード調人工皮革。従来のファッションやインテリアに加え、近年では高級車の内装用途、航空機内装、コンシューマーエレクトロニクス分野などで需要が増加している。生産設備増強により、高品位なウルトラスエード®をタイムリーかつ安定的に供給することが可能となる。
 また、東レグループではイタリアの子会社 アルカンターラ社でイタリア製の高級素材「アルカンターラ®」の生産設備の増強を進めており、両ブランドによるグローバルな人工皮革事業の拡大を目指すという。