日産自動車、2018年北米国際自動車ショーでコンセプトカー「Xmotion」を世界初公開
2018年01月16日
日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:西川 廣人)は15日、2018年北米自動車ショーで、コンセプトカー「Xmotion(クロスモーション)」を世界で初めて公開しました。
「Xmotion」は、伝統的な日本の熟練の技と最新のテクノロジーといった異なる価値、時代、次元をつなぐようデザインされた3列シートのSUVで、2020年以降の日産ブランドデザインの方向性の一つを示唆しています。相対する考え方や性質をそれぞれ明確に表現しつつ、うまく共存させることで、同車は静かでありながらダイナミック、穏やかでありながらエモーショナル、洗練されていながらタフなクルマとなっています。
日産のグローバルデザインを担当する専務執行役員のアルフォンソ アルバイサは、「『Xmotion』では、ニッサン インテリジェント モビリティの、より堅牢で力強い側面を追求しました。大胆でパワフルな形とどこにでも走って行けるようなタフなプロポーションは、現代的な手法で昇華された日本の伝統工芸の要素と鮮やかなコントラストとなっています。」と述べました。
エクステリア:タフでありながらも洗練された、日産の次の次元のデザイン ランゲージ
「Xmotion」には、Vモーショングリルやブーメラン型ヘッドランプなど、一目で日産とわかる、ブランド独自のデザインシ グネチャーが採用されています。
より進化したVモーショングリルは、グリルの幅と奥行きを確保することで、これまで以上に力強さが表現されています。そのデザインは日本建築からヒントを得、深みのあるカーボンカラーと高い光沢のフィニッシュにより、より印象深いものとなっています。
ブーメランヘッドランプは鍛造された鋼の剣を思わせるシャープなラインにより構成され、ハイビーム、ロービーム、ターンシグナル、ポジショニングランプなど、すべての機能が1つのユニットに統合されています。
リアコンビランプは、日本の伝統的な木工である「組子」のディテールやパズルからインスパイアされ、ホログラム技術による視覚の錯覚を利用して見せる手法を採用しています。
ボディサイドは革新的なU字型のハイライトが入る面構成をもち、それがフロントフェンダーからリアフェンダーまで滑らかにフローを作り出す様子は非常に彫刻的な雰囲気をあたえています。
インテリア:「4+2」のレイアウト
インテリアデザインの出発点は、エクステリア同様に、伝統的な日本の要素と、フューチャリスティックなライフスタイルテクノロジーの要素を共存させることでした。日本の伝統的な工法や職人の技、素材などが、現代の美意識による新たな解釈を経て、フレッシュなデザインとして昇華されています。
また長いホイールベースと、4つのコーナーにタイヤを配することにより、若くアクティブなユーザーの様々なライフスタイルに対応できる、「4 + 2」のレイアウトを実現しています。
特に3列に並んだ独立性の高い座席は、2組のカップルと子供やペットなどにも最適な空間を提供するように設計されています。
「毎日運転することができ、且つ国立公園やレクリエーションエリアのようなあらゆる場所に行くことができる、機能性が高く、デイリーユースなSUVを目指した」とアルバイサは述べました。
また、補助席を確保するために、「Xmotion」では、収納式の「ルーフトップボックス」が搭載されています。「ルーフトップボックス」はさまざまなバッグやレクリエーションツールを収納するのに十分なフレキシビリティと、走行時の空力性能を両立した、優れたデザインになっています。
以上