WRC世界ラリー選手権に参戦するシトロエン・レーシングが2018年型のシトロエンC3 WRCをアンベイル。また、2月15~18日に開催される第2戦スウェーデンで、マッズ・オストベルグを起用すると明かした。
2017年はチャンピオン候補筆頭と目されながらもチームランキング最下位に沈んだシトロエン。2018年は雪辱に臨むことになる。
使用するマシンはC3 WRCで変更なし。マシンについては1月11~14日にイギリスで行われたオートスポーツ・インターナショナルでのWRCキックオフイベントにあわせてアンベイルを行っている。
ドライバー布陣については、クリス・ミークがエースとして全戦に参戦するほか、若手のクレイグ・ブリーンが13戦中10戦に参戦を予定。
ブリーンが参戦しない3戦では、シトロエンでWRC9連覇という偉業を成し遂げたセバスチャン・ローブが加わり、WRC“復帰”を果たすほか、数戦でカリッド・アル-カシミを起用することも明らかにしている。
今回、第2戦スウェーデンでのスポット起用が明かされたオストベルグは1987年ノルウェー生まれの30歳。2014~15年の間、シトロエンからWRCに参戦していたため、今回は2年ぶりのチーム復帰となる。
オストベルグは、チームが1年間WRCでのワークス活動を休止した2016年にMスポーツへ移籍。2017年はMスポーツを離れ、プライベートチームのワンベット・アダプタ・ワールド・ラリーチームからWRCへスポット参戦していた。
なお、オストベルグによれば現時点でチームとの契約は第2戦スウェーデンのみだと言い、「今後のラリーについても話し合いを進めているが、今の時点では何も決まっていない」としている。
これにより、シトロエンは第2戦スウェーデンでミーク、ブリーン、オストベルグの3台体制で参戦することが確定した。なお、1月25~28日の第1戦モンテカルロについてはミークとブリーンの2台体制となる。