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BTCC:モーターベース、新型『フォード・フォーカスRS』を披露。新王者らも体制確定

2018年01月15日 16:52  AUTOSPORT web

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モーターベース・パフォーマンスが2018年シーズンに投入する『フォード・フォーカスRS』
BTCCイギリス・ツーリングカー選手権の強豪チーム、モーターベース・パフォーマンスは、2018年シーズンに向け従来モデルの『フォード・フォーカスST』から、新たに『フォード・フォーカスRS』にスイッチすると発表した。

 1月12~14日にイギリス・バーミンガムの国際トレードセンターで開催された“オートスポーツ・インターナショナル・ショー(ASI)”の会場でBTCCのメディアラウンチが催され、チームは2011年から投入してきたNGTC仕様の『フォード・フォーカスST』から、2018年モデルの『RS』にスイッチすることを表明。

 さらに元WTCC世界ツーリングカー選手権インディペンデント王者、トム・チルトンの加入に合わせて、チーム名も『チーム・シュレッデド・ウィート・レーシングwithギャラガー』に変更された。

 フォードの高性能ロードカーを象徴する名称である“RS”モデルだが、このシリーズにおけるRSネームの復活は、1992年に同チームが投入していた『フォード・シエラ RSコスワース』以来となる。

 チーム代表を務めるデビッド・バートラムも「この新たな表情を持つニューマシンを公開できて、本当にうれしい」と、お披露目の場で喜びを語った。

「この冬の間、我々のフォーカスは“RS”にアップグレードされ、確実な若返りを果たした。私はキャリアの大半をフォードとともに歩んでいるし、彼らの大ファンでもある。RSは私のDNAであり、RSコスワースの名称とともにレースをしてきた。その名称をモーターベースの歴史として、再びBTCCに蘇らせることができて光栄だ」とバートラム。

 また、このニューマシンは外観上の変更だけに留まらず、インナースキンに至るまで大幅なアップデートが導入されたという。

「RSスタイリングはBTCCのボディワークによく似合っている。とてもアグレッシブだし、チームは冬の間に素晴らしい仕事を成し遂げた。単純なバンパー形状の更新のみでなく、サスペンション、エンジン、アップライト、その他あらゆる領域に渡って改善が施されている」

 この新型フォーカスRSは、すでにファブリケーションも完了しており、来月にはスペインにわたりプレシーズン・テストプログラムを開始する予定となっている。

「そのアップデートの成果がトラックで発揮できることに自信を持っているし、我々の新たなドライバーたちとともに2018年シーズンを戦うことを楽しみにしている」

 一方、2017年にチームBMRに移籍し、『スバル・レヴォーグGT』をドライブして新王者となったアシュリー・サットンは、2018年も同チームに残留することを発表。ディフェンディング・チャンピオンとしてタイトル防衛を目指すと語った。

「僕がタイトルを獲得したウイニングカーである、『スバル・レヴォーグGT』のステアリングを握り、ふたたびBTCCのグリッドに戻れることに興奮している」とサットン。

「昨年は僕にとって、本当にジェットコースターのようなシーズンだった。でもその経験が、今は快適な環境で来季に向かう手助けになっている。僕は下位カテゴリー時代からのBMRアカデミー出身であり、彼らのサポートなしでは何も成し遂げられなかった。再び僕らを支えてくれたみんなに恩返しがしたいと思っているよ」

 そのサットンと最終戦まで激しいタイトル争いを展開し、惜しくも敗れはしたものの、チームとマニュファクチャラーの両タイトルを獲得したウェスト・サリー・レーシングは、2018年もコリン・ターキントン、ロブ・コラード、そして2013年王者のアンドリュー・ジョーダンの3台体制を継続するとアナウンスしている。

「チームBMWとWSRに残留できて光栄だし、また新たなシーズンを彼らとともに戦えるのは本当に楽しみだ」と、昨季は4勝を挙げランキング2位となったターキントン。

「この場所は僕にとって我が家のような感覚だし、来季は12年目のBTCCシーズンになる。2018年に向けての開発作業は順調に進んでいて、BMW125i Mスポーツは、この5年間で最も成功したマシンだと言える」

「タイトなバトルになることは充分理解しているし、2018年は必ずチャンピオンシップを勝ち獲りたいと思っているよ」