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全日本ロード:BMWで挑むSYNCEDGE4413Racingがライダー一新。2018年参戦体制を発表

2018年01月15日 16:52  AUTOSPORT web

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東京オートサロン2018で2018年の参戦体制を発表したSYNCEDGE4413Racing
全日本ロードレース選手権に参戦するSYNCEDGE4413Racing(シンクエッジ・ヨンヨンイチサン・レーシング)は、千葉県・幕張メッセで開催された東京オートサロン2018のLOCKブースで2018年の参戦体制を発表した。

 SYNCEDGE4413Racingは2013年に発足し「その向こうへ」という言葉をキーワードに、チームに関わるすべての人が今の自分を超えることを目指し、レースのプロフェッショナルが集い、お互いを高め合うことをコンセプトとしたチームだ。JSB1000クラスではBMW S1000RRを使用。J-GP2クラスにはホンダHP6で参戦した。

 2017年シーズンは工具メーカーのTONE(トネ)とタッグを組んでJSB1000クラスとJ-GP2クラスに参戦。JSB1000ではライダーに児玉勇太を起用してランキング23位、武石伸也がアドバイザー兼ライダーとして第2戦鈴鹿2&4レースと第3戦SUGOにスポット参戦した。J-GP2クラスには中本郡を起用し、ランキング14位でシーズンを終えている。また、鈴鹿8時間耐久ロードレースにも参戦。SSTクラスに武石、中本、児玉の3人で挑み、53位で完走してる。

 2018年シーズンも、工具メーカーのTONEとタッグを組みTONE RT SYNCEDGE4413Racingとして全日本ロードと鈴鹿8耐に参戦。JSB1000クラスにはBMW S1000RRを、J-GP2にはホンダHP6を使用する。

 ライダーラインアップは若手育成の活動に力を入れるために一新。JSB1000には星野知也と渥美心が加入。星野がフル参戦、渥美はスポットでの参戦だ。また、J-GP2クラスには三原壮紫を起用して挑む。

 2017年はST600クラスに参戦した星野は、2015年に同チームからJ-GP2クラスに参戦していた。「チームに戻ることになりましたが、以前とは、クラスも違いますし、いろいろ状況も変わってきています」と星野。

「そのなかで、自分自身に期待されていることを、しっかりこなして行きたいと思っています。渥美選手という若くて実績のあるライダーもいますので、チームとして一番いい形で鈴鹿8耐に臨み、上位入賞を目指して行きたいですね」

 UQ&テルル・Kohara RTからの移籍となった渥美は「TONE RT SYNCEDGE4413Racingに加わらせていただき光栄に思っています。チームもマシン、タイヤも変わり、やることはたくさんありますが、チームと協力して仕上げて行きたいです。そして鈴鹿8耐では、SSTクラスで勝つことができるように頑張ります」と鈴鹿8耐での飛躍をねらう。

 チームカガヤマからの移籍となった三原は「2018年は、より自分自身の力が試されるシーズンになりますし、覚悟を持って臨みます。結果を求めたい部分でチームと考えが一致しましたし、いろいろサポートしていただけていますので、応援してくださる皆さんによろこんでもらえる走りがしたいと思っています」と意気込みを語った。

 2017年からライダー兼チームアドバイザーとなった武石伸也は、2018年もレースに帯同し、若手ライダー全員の技術面と精神面をサポートする。鈴鹿8耐にはBMW S1000RRを使用しSSTクラスに参戦。星野、渥美、武石の3人で挑む。

 また、若手育成活動の一環として全日本選手権に併催する入門カテゴリーJP-250にも参戦。ライダーは女性ライダーの石井千優を起用。マシンはホンダCBR250RRを使用する。石井のアドバイザーには、ロードレース世界選手権で活躍した女性ライダーの井形ともが就くことになった。