テチーターから2017/18フォーミュラEに参戦しているアンドレ・ロッテラーは1月13日、第3戦マラケシュePrixで今季初のポイント獲得を目指すが、マシントラブルにより15周目にリタイアを喫した。
開幕戦の香港ePrixは失格、ダブルヘッダーとして行われた第2戦では13位と苦しいフォーミュラEデビューとなっているロッテラー。チームメイトのジャン-エリック・ベルニュが2位表彰台を含む3戦連続で入賞していることもあり、チームとしても今季初優勝とダブルポイント獲得を目標にモロッコ・マラケシュに入った。
迎えた第3戦、ロッテラーはフリープラクティス1回目で11番手、2回目は10番手につけ、予選でのトップ10入りが期待されたが、予選ではフリープラクティスで記録した1分20秒台に入れることができず17番手に。
さらに、予選後に行う動作にミスがあったことで予選タイムが抹消され、決勝は最後尾からスタートすることとなってしまった。
そんななかで迎えた決勝レースでロッテラーは持ち前のレース巧者ぶりを発揮。1周目から積極的にオーバーテイクを仕掛け、スタートから数周後には15番手に浮上すると、14周目までに13番手へポジションを上げてみせる。
しかし入賞圏内のトップ10を目指していた15周目、突如ハードウェアの故障によるブレーキトラブルが発生。ロッテラーは右フロントのブレーキから白煙を上げるマシンをコース脇に停め、レースを終えることとなった。
「チームの全員が良いレースができると予想していたなかで、チェッカーを受けられなかったことは残念だよ」と語ったロッテラー。
「レースの流れは良かったし、ポイントも獲得できたはずだ。しかし、トラブルの後クルマがシャットダウンしてしまい、リタイアを余儀なくされてしまった」
「今日こそふたり揃ってポイントを獲得できると思っていたが、このようなことになってしまい残念だ。次のサンティアゴ(チリ)では問題が解決されていることを願うよ」
ロッテラーがリタイアを喫した一方、僚友のベルニュは予選13番手から8つポジションを上げ、5位でフィニッシュ。10ポイントを獲得しドライバーズランキング3位、チームズランキングも同じく3位としている。
フォーミュラE次戦第4戦サンティアゴePrixはは2月3日(土)、チリ初となるFIA公認ストリートレースとして行われる予定だ。