トップへ

WRC:2018年第1戦モンテカルロのエントリー発表。シトロエンのみ2台体制での参戦に

2018年01月15日 14:22  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

2018年WRC第1戦は2台体制での参戦となるシトロエン・トタル・アブダビWRT
1月25~28日に開催される2018年のWRC世界ラリー選手権第1戦モンテカルロのエントリーリストが発表された。

 2017年に登場した“史上最速”WRカーによる2シーズン目の戦いを迎える2018年のWRC。今年も最上位クラスはMスポーツ・フォード、ヒュンダイ、トヨタ、シトロエンの4チームによる争いが繰り広げられる。

 そんな2018年シーズン開幕戦は毎年恒例のラリー・モンテカルロ。モナコ公国やフランスを舞台に行われる伝統の1戦はターマック(舗装路)イベントながら、雪や氷などが入り交じるため、シリーズ屈指の難度を誇る。

 2018年のラリー・モンテカルロ最上位クラスにワークスチームから参戦するのは全部で11台。Mスポーツ、ヒュンダイ、トヨタが3台体制で、シトロエンのみ2台体制でのエントリーだ。

 ディフェンディングチャンピオンのMスポーツは、1号車フォード・フィエスタWRCにセバスチャン・オジエを起用。2号車がエルフィン・エバンス、3号車がブライアン・ブフィエとなる。

 ヒュンダイi20クーペWRCを投入するヒュンダイはアンドレアス・ミケルセンが4号車、ティエリー・ヌービルが5号車、ダニ・ソルドが6号車をドライブする。

 なお、ソルドについては4年間に渡りコンビを組んだマルク・マルティとのコンビを解消。2011~13年までパートナーだったカルロス・デル・バリオとふたたびタッグを組む。

 シリーズ復帰2年目となるトヨタはエースのヤリ-マティ・ラトバラが7号車トヨタ・ヤリスWRCをドライブ。Mスポーツから移籍したオット・タナクが8号車、若手エサペッカ・ラッピが9号車だ。

 ラリー・モンテカルロでは唯一2台体制となるシトロエンは10号車シトロエンC3 WRCをクリス・ミークに、11号車をクレイグ・ブリーンに託す。

 そのほか、プライベーターのマニュエル・ビラがフォード・フィエスタWRCでエントリーを行っている。

 下位クラスにあたるWRC2クラスでは、Mスポーツからエリック・カミリ、テーム・スニネンがフォード・フィエスタR5で参戦。また、昨年までヒュンダイの開発ドライバーだったケビン・アブリングもプライベーターとしてフィエスタR5をドライブする。

 シュコダ・モータースポーツからはヤン・コペッキーがシュコダ・ファビアR5で参戦。同じくシュコダ所属の“神童”ことカリ・ロバンペッラもファビアR5で参戦するが、選手権への参加申請はしておらず、仮に上位フィニッシュを果たしてもポイントは加算されない。

 そのほか、WEC世界耐久選手権でTOYOTA GAZOO Racingに所属していたステファン・サラザンもヒュンダイi20 R5でエントリーを行っている。

■2018WRC第1戦モンテカルロ エントリーリスト(1月13日時点)
No.DriverMachine1S.オジエフォード・フィエスタWRC2E.エバンスフォード・フィエスタWRC3B.ブフィエフォード・フィエスタWRC4A.ミケルセンヒュンダイi20クーペWRC5T.ヌービルヒュンダイi20クーペWRC6D.ソルドヒュンダイi20クーペWRC7J.ラトバラトヨタ・ヤリスWRC8O.タナクトヨタ・ヤリスWRC9E.ラッピトヨタ・ヤリスWRC10K.ミークシトロエンC3 WRC11C.ブリーンシトロエンC3 WRC18M.ビラフォード・フィエスタWRC31E.カミリ(WRC2)フォード・フィエスタR532J.コペッキー(WRC2)シュコダ・ファビアR533T.スニネン(WRC2)フォード・フィエスタR534K.アブリング(WRC2)フォード・フィエスタR535G.デ・メビウス(WRC2)プジョー208 R536E.シセリー(WRC2)シトロエンDS3 R573K.ロバンペッラ(WRC2)シュコダ・ファビアR576S.サラザン(WRC2)ヒュンダイi20 R5