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ホンダ、WTCC後継のFIA WTCR参入を表明。笹原右京が全日本F3へステップアップ

2018年01月15日 13:12  AUTOSPORT web

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ドバイ・オートドロームを走る新型ホンダ・シビック・タイプR・TCR
1月12日に2018年のモータースポーツ活動計画の概要を発表したホンダは、活動計画概要のなかで全日本F3選手権やFIA-F4選手権参戦ドライバーのサポート、FIA WTCRワールド・ツーリングカー・カップへの参入についても触れている。

 ホンダは東京オートサロン2018の会期初日となる12日に2018年のモータースポーツ活動計画を発表し、スーパーGTや全日本スーパーフォーミュラ選手権、全日本ロードレース選手権への参戦体制を明らかにした。

 この発表とあわせて、ホンダは若手ドライバー/ライダーのトップカテゴリー参戦へ向けた取り組みについてもアナウンス。四輪については福住仁嶺がアーデン・インターナショナルからFIA F2(旧GP2)へ参戦することを発表している。

 そのほかの育成カテゴリーについて、全日本F3ではTODA RACINGから参戦する阪口晴南と大湯俊樹、ThreeBond Racingから参戦する笹原右京の3名を、FIA-F4では角田裕毅、名取鉄平の2名をサポートする。

 二輪では、Moto2クラスに参戦する長島哲太やMoto3クラスの鳥羽海渡、FIM CEVレプソルMoto3ジュニア世界選手権の小椋藍、國井勇輝といったライダーたちを支援していく。

 またWTCC世界ツーリングカー選手権が生まれ変わる形で誕生したTCR規定ツーリングカーによるワールドカップ、FIA WTCRへホンダ・シビック・タイプR・TCRの投入も表明した。ただし、FIA WTCRではマニュファクチャラーによるワークス参戦が認められていないため、カスタマーチームを通じての参戦となる。

 FIA WTCRをはじめとする世界各国のTCRレースへシビック・タイプR・TCRを投入するホンダは「マシンの供給はもとより、より多くのチームにコンペティティブな戦いを繰り広げていただけるようカスタマーサービス体制を強化、各チームとともにチャレンジしていきます」としている。

 加えて、ホンダはモータースポーツ普及活動についても言及。2018年も参加型モータースポーツである『N-ONE OWNER‘S CUP』をはじめ、『Honda Sports & Eco Program』、『FIT 1.5 Challenge CUP』などを実施していくという。

 そのほか、「Hondaのモータースポーツや、二輪・四輪・パワープロダクツ製品を『見て、遊んで、体感する』ことを目的」とするファン感謝イベント、『Enjoy Honda 2018』を3月末から全9会場で開催するとしたほか、2018年12月2日(日)にはオフシーズン恒例の『Honda Racing THANKS DAY 2018』をツインリンクもてぎで開催することも発表した。