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【レポート】オープン日は行列 元coletteメンバーが立ち上げた「nous」の中身は?

2018年01月14日 22:03  Fashionsnap.com

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2017年12月20日に惜しまれつつもその20年の歴史に幕を閉じたパリの老舗セレクトショップ「コレット(colette)」。そのシニアメンバーたちが立ち上げた新たなコンセプトストア「nous」が話題だ。1月8日のオープン初日の様子をレポートする。(文、写真・岡本真実)

 「nous」はコレットが出店していた場所から徒歩10分ほどのコンボン通りにオープン。開店から一時間ほど経った12時過ぎには、50人ほどが行列していた。ドアを開けると、コンクリート使いが印象的なモノトーンのミニマルなスペースが広がる。広さは約150㎡。テックやアイウェア、時計、書籍、ストリートウェア、スニーカーを中心としたアイテムが揃い、コレットの1階をギュッと凝縮したような世界観といった印象だ。
 ウエアはTシャツやスウェットが中心。パリに住む若者たちが立ち上げた「ナサシーズンズ(Nasaseasons)」、「ボーンレイズド(BORN ✕ RAISED)」、フォトグラファーのピーター・サザーランド(Peter Sutherland)による「チャイニーズニューイヤー(CHISNESE NEW YEAR)」といったストリートウエアブランドが目立つ。「ミゼンジール(MIZENSIR)」などのキャンドル、雑誌や書籍なども展開する。
 ショップの立役者セバスチャン・シャペル(Sébastien Chapelle)は、コレットでハイテク機器と時計部門のディレクターを14年務めた人物。また、9年間スニーカーセクションのマネージャーを務めたマルヴァン・ダイン(Marvin Dein)をはじめとするその他スタッフも多くは元コレット出身者で構成されている。オープンはメンズ向けのラインナップが目立つが、今後はユニセックスで使えるアイテムも取り扱っていく予定だという。ラグジュアリーとストリートカルチャーがミックスした、パリのファッションシーンを担う新ショップの今後に期待が寄せられている。(文、写真・岡本真実)
■nous住所:48 rue Cambon 75001営業時間:11時~19時営業 日曜日定休HP:https://nous.paris/