第40回大会にあたる2018年ダカールラリーは1月13日、ボリビアのラ・パスから塩湖で有名なウユニへ向かう727kmのステージ7が行われ、カルロス・サインツ(プジョー3008DKR Maxi)がステージ優勝を飾った。
休息日を挟み行われたステージ7は、SS距離が425km、リエゾン(移動距離)を合わせた総走行距離は727km。14日に行われるステージ8の終了まで、メカニックがマシンを整備することができないマラソンステージとなるため、より慎重な戦いが求められる。
サインツは、ステージ6から2連続のステージウイン。2番手タイムを記録したジニール・ドゥ・ビリエ(トヨタ・ハイラックス)に約12分の差をつける走りをみせた。
前ステージまでトップを快走していた2017年王者のステファン・ペテランセル(プジョー3008DKR Maxi)にアクシデント発生。水たまりにスタックしていた他の競技車両を避けようとした際、足回りをヒットしサスペンションを壊してしまう。
なんとかステージ20位で完走するもトップから1時間20分差の総合3番手に転落。これによりTOYOTA GAZOO Racing SAのナッサー・アル-アティヤー(トヨタ・ハイラックス)が2番手に浮上した。
「ステファン(・ペテランセル)に何が起こったか分からないが、非常に難しいステージであった」とサインツ。
「私の後ろを走行していたステファンが、突然視界から消えてしまった。私のペースは以上に良く、時間を稼げたと思う」
市販車部門5連覇へ挑んでいるトヨタ車体は三浦昂/ローラン・リシトロイシター組の337号車トヨタ・ランドクルーザーがステージ30位で完走。総合順位を26番手とした。
トラック部門に挑んでいる日野チーム・スガワラは菅原照仁/高橋貢組511号車がステージ13位を獲得。総合では7番手につけている。
二輪部門では、ホアン・バレダ(ホンダCRF450RALLY)がステージ7を制覇し総合3番手に浮上。ステージ2位を獲得したエイドリアン・バン・ベーフェレン(ヤマハWR450F)が再びトップへ返り咲きを果たし、ケビン・ベナバイズ(ホンダCRF450RALLY)は総合2番手。トップ3が5分以内という接近した争いとなっている。
1月14日は、ウユニからトゥピサを目指す584kmのステージ8が行われる。